「神田ミートセンター」「品川魚貝センター」「恵比寿フィッシュセンター」など、話題店を次々に生み出し続けるスパイスワークス〈千代田区、代表取締役・下遠野亘氏〉は、13店舗が集結して人気の恵比寿横丁内に、肉握り専門「加藤商店 肉寿司」を5月1日オープンした。コンセプトは、“肉屋がやってる寿司屋”で、スパイスワークス社の記念すべき1号店「仕事馬」(千代田区)から得意とする新鮮な馬肉を使った肉寿司がメイン。しゃりにはバルサミコ酢を、醤油は肉に合う薄口のたまり醤油を用い、食べ飽きないよう、しょうが、にんにく、辛子味噌の3種の薬味を提供する。「赤身」(160円)、「中トロ」(280円)、「大トロ」(400円)、「ネギトロ」(200円)、「中落ち」(180円)など、これらは全て桜肉。部位や脂の乗り具合で品書きを言い分けるのは 普段から鮪と一緒だというが、「白子」(280円)だけは実は馬の骨髄で、見た目が似ていることからついた名称。また、1貫ながら6貫分のボリュームのあるスペシャルメニュー「なだれ寿司」(980円)は、色々な肉をミックスし、雪崩のように肉をこぼした豪快な寿司で、遊び心に溢れた名物となりそうだ。この他、A4ランクの和牛を使った、「赤身」(200円)、「づけ」、「炙りハラミ」(各230円)、「さしとろ」(400円)や、鶏の「こぶじめ」(160円)、 豚の「肉巻き」(380円)、「イベリコロースト」(280円)など、4種の肉を握るが、この合わせて約20種の握りは、「縁とゆかりの盛り合わせ(馬・菜)」(1,000円)、「寿の足音盛り合わせ(馬・鶏・豚)」(1,300円)、「福来る盛り合わせ(馬・和牛)」(1,800円)の3種のセットで提供する。握り以外には、「レ馬(バ)刺し・桜」、「ユッケ刺し」(各500円)、「盛り合わせ」(1,400円)といった馬刺しもウリで、「馬ばら肉豆腐」、「枝豆」、「若大将の御万歳」、「ポテトサラダ」(各450円)といった、居酒屋メニューも用意。飲み物は、ハイボール380円、生ビール、カヴァ、焼酎、サワーが各450円、バーテンダー出身のスタッフによる「夜な夜なカクテル」というオリジナルカクテルも味わえ、お酒も充実して愉しめる寿司バーとなりそうだ。同社では3月1日、神田ミートセンター内屋上に“日本初のハイボールガーデン”「ベコ奉公ハイボールガーデン」をオープンさせたばかり。今度もこの「肉寿司」という奇抜かつ唯一無二の新店で、業界の話題をさらいそうだ。