「BOCA新宿」「がっつん上野」「寅の子目黒」「きなり渋谷」など、山手線沿線を中心に7店舗を展開するジェイクス〈中央区銀座、代表取締役・大村修氏〉は、食材王国宮城から厳選素材を毎朝仕入れる郷土料理「伊達の幸・えびす志郎」を恵比寿東口に2月10日オープンした。
天井の高い店内は、一階から、中二階、中三階の屋根裏個室まで様々な空間があり、柱に100年前の古民家の古木を使用するなど、味のある雰囲気。
“海、山、広大な大地を誇る宮城産直の素材を使った料理を気軽に楽しんで欲しい”をコンセプトに、石巻、塩釜、気仙沼の港から魚介を、関連会社の大崎ファームから仙台黒毛和牛を毎日仕入れ、「トロ銀鮭」「めひかり」「自家製つみれ」「笹カマ明太」など炉端魚串(180円~)、魚介若しくは牡蠣、味は仙台味噌・醤油から選べる「藤次郎鍋」(1,980円)、すき焼きスタイルの「志郎の牛鍋」(2,480円)などが主力メニュー。
「仙台茶豆」(450円)や「地卵の出汁巻き」(580円)「特上・幸福の牛タン」(980円)といった名産で定番メニューから、「蔵王チーズ豆腐」(480円)バルサミコやチーズなどを使った「4種の変わりつみれ」(780円)などのオリジナル創作料理、日替わりのおすすめまで、宮城県産の素材を使った豊富なメニューを揃えている。
夜のコースは「魚串コース」(3,000円)「伊達正宗コース」(4,000円)「志郎づくしコース」(5,000円)の3種、ランチは「日替わり」(800円~)「干し物・焼き魚」(800円~)「照り焼き地鶏」(880円)「仙台牛のシチュー」(980円)「厚切り牛タン定食」(1,000円)「伊達正宗御膳」(1,480円)の6種を提供する。
ドリンクで特筆すべきは、スペインのワイナリ―から直送で、日本では同店でしか飲めないオテロ社のワインと、日本酒へのこだわり。宮城の地酒を中心に約20種を揃え、色々飲み比べてお気に入りを見つけてほしいと、通常の一合の他に半合(90ml)サイズを300円から楽しめるほか、ドリンクメニュー表には“えびす志郎日本酒講座”と題して、純米酒や吟醸酒、本醸造酒など6種の酒の違いや特徴を記載し、日本酒入門者にも嬉しいサービスとなりそうだ。
「今回の出店は、“食の原点に立ち戻り、お客様に食で感動していただく”という基本理念のもと、忘れかけたふるさとの味を宮城の郷土料理と共に思い出してもらい、生産者の顔が見える良い食材で、優しくなれる空間をご提供したい。」とは、宮城出身の社長大村氏談。これまで和風居酒屋を多く手がけながらも郷土料理店の出店は初だが、とりわけ想いのこもった同社渾身の一軒。
さらに同社は2月25日、中目黒に串焼と煮込みの大衆酒場「串目黒」を、4月上旬には仙台に「えびす志郎」をオープン予定だ。
店舗データ
店名 | 伊達の幸 えびす志郎 |
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住所 | 渋谷区恵比寿4-4-7 第6伊藤ビル1F |
電話 | 03-5447-5046 |
営業時間 | 月~木 11:30~24:00 金・土 11:30~翌01:00 日・祝 11:30~23:30 ランチL.O.13:30 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 66坪・101席 |
客単価 | 昼900円・夜4,500円 |
関連リンク | えびす志郎(ぐるなび) |