特集

てっぺんがサウナ・フィットネス事業へ挑戦。「お客様の人生が変わる」をミッションに掲げ、飲食店ノウハウを生かした渋谷「サウナ道場」の全貌に迫る

「てっぺん 渋谷 男道場」「てっぺん 渋谷 女道場」など居酒屋を展開するてっぺん(東京都渋谷区、代表取締役:和田裕直氏)は、サウナ・フィットネス事業をスタートさせた。2月、渋谷にオープンした「サウナ道場」は、同社が培ってきた飲食店ノウハウを生かしたサウナ施設。他にはない「圧倒的導線サウナ」が自慢だ。同時に個室サウナ「Private Sauna Corleone」、都度払い利用のフィットネスジム「VERTEX FITNESS」も併設。フードスタジアムでは、サウナ・フィットネス事業を始めた経緯や、施設づくりへのこだわり、今後の同社の展望について、代表の和田氏、フィットネス・サウナ事業部 部長の高田宝聖氏にインタビューを行った。


「てっぺんサウナ道場」
「Private Sauna Corleone(プライベートサウナ コルレオーネ)」
「VERTEX FITNESS(バーテックス フィットネス)」

「てっぺんサウナ道場」は、「ととのう」に集中できるよう徹底的に動線にこだわって設計された、渋谷センター街に位置する24時間営業のサウナ施設。姉妹店として、20世紀後半のイタリアンヴィンテージを感じさせる空間で整うことができる個室サウナ「Private Sauna Corleone」、1時間から都度払いで利用可能なフィットネス「VERTEX FITNESS」も同建物に併設している。住所:東京都渋谷区宇田川町29-4ゼンモール渋谷ビル7F~9F

株式会社てっぺん
2004年、居酒屋から日本を元気にすることを目的に居酒屋「てっぺん」を創業。「日本一元気のいい朝礼」が有名になり、「てっぺん 渋谷 男道場」、「てっぺん 渋谷 女道場」など数店舗を運営している。
https://teppen.co/

写真左からてっぺん代表の和田裕直氏、てっぺんフィットネス・サウナ事業部 部長の高田宝聖氏。和田氏は1987年長野県出身。2009年にてっぺんに入社し、2016年に代表に就任。高田氏は1997年福岡県出身。2017年にてっぺんに入社。今回の「サウナ道場」の立ち上げから関わり、責任者を務める。

サウナ・フィットネス事業開業のきっかけは、コロナ禍のトレーニングで感じた”てっぺんメソッド”

―サウナ・フィットネス事業を始めた経緯を教えてください。

和田氏:新型コロナウイルス感染拡大による、初の緊急事態宣言が発表された2020年4月頃、自宅で身体を鍛えることをはじめていた現てっぺんフィットネス・サウナ事業部 部長の高田が「フィットネスジムで独立したいんです」という話を持ってきたのがきっかけでした。コロナ禍でトレーニングを始めたところ、てっぺんのノウハウが生かせるのではないかと思ったようです。

また、経営者として、コロナ禍において今後どういったことが、世の中で必要になってくるのか考えていたのですが、「日本人の心の健康状態」が今後の課題のひとつとして挙がってくるのではないかと思ったこともあり、事業をスタートしました。

―サウナ・フィットネス事業立ち上げのきっかけを作った高田さんは、なぜトレーニングをスタートしたのでしょうか?

高田氏:健康診断の結果を受けて想像以上に大きくなっていてビックリしたことですかね(笑)。コロナ禍で行動制限がある中、他にやることもないので「鍛えよう!」と思ったのがきっかけです。太っているのが恥ずかしいという理由でジムに行くのが嫌だったので、最初は当時住んでいた会社の寮でトレーニングを行いました。寮仲間と一緒に筋トレをしているときに飛び交った「頑張れ!」という声に、とても“てっぺんらしさ”を感じたんです。「てっぺん」に来店されたことがある方ならわかると思いますが、「てっぺん」では「居酒屋から日本を元気にする」を理念に、朝礼での声出しから営業中も明るい声かけを行って、お客様に元気になってもらうことを大切にしています。これは、てっぺんを1番体現できる事業になるんじゃないかと思い、すぐに代表に相談をしました。

コロナ禍で運動をする方が増えたと思うのですが、僕のように時間があるから「ジムに行ってみようかな」というライトユーザーに対して、月額制やパーソナルジムと比べてハードルが高くない都度払いで、「あそこに行けば誰かがいる」という、まるで居酒屋のような発想で利用できるお店をつくりたいと思いました。頑張るきっかけを届ける”フィットネスコミュニティ”を作りたかったんです。

和田氏:てっぺんは今まで飲食事業しかやってこなかったので、フィットネス事業という発想はとても新鮮でした。でも、てっぺんのメソッドが入ったフィットネスがあったらいいよね、渋谷でフィットネスを始めるなら何かを組み合わせたらいいんじゃないか、ととんとん拍子に話が進んでいきました。

特集一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集