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からあげはオワコンじゃない―コロナ禍の「からあげバブル」を経ても絶好調な「元祖からあげ本舗」がメディア初登場!平均月商450万円、1000万円も狙える強さの秘密とは?【FC加盟募集】

2024年6月現在、全国で121店舗を展開するからあげ専門店「元祖からあげ本舗」。各地で飲食店を展開する企業6社から成るHonpoホールディングス(千葉県千葉市)が運営する同ブランドは、コロナ禍でからあげ店が爆発的に増えた「からあげバブル」の後も、業績を伸ばし続けている稀有な存在だ。2018年にスタートし、これまでメディアには出ずに水面下で店舗を増やしてきたが、今回メディア初登場。Honpoホールディングスを構成する1社であるALLBLACK(茨城県結城市)の代表・大塚貴宏氏に、「からあげバブル」時の状況、そして「元祖からあげ本舗」強さの秘密を聞いた。


元祖からあげ本舗(HP)
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からあげは「閉店ラッシュ」「倒産」「潰れる」「儲からない」……と散々な言われように物申す!

話を聞いたALLBLACK代表・大塚貴宏氏。北関東を中心に飲食店や飲食物販店を展開する。手に持つのはマスコットキャラクターの「アゲアゲホンポちゃん」

―コロナ禍ではからあげ店が激増し、一時は「からあげバブル」とも揶揄されたからあげ業界ですが、そんな中でも業績好調な「元祖からあげ本舗」。今までは水面下で展開を進めていましたが、今回フードスタジアムでメディア初登場です。よろしくお願いします。

大塚氏:よろしくお願いします。いま、ネットで「からあげ店」と検索すると、ヒットするニュース記事のタイトルには「閉店ラッシュ」「倒産」「潰れる」「儲からない」……など散々な言われようです(笑)。確かに、コロナ禍では居酒屋などでイートインの営業に制限がかかったことから、テイクアウトにも向くからあげ店が増えました。低投資で始められるので、新規開業に加えて既存店の業態転換というケースも多かった。さらにはアークランドサービスの「からやま」、すかいらーくグループの「から好し」など大手企業も次々と参入し、からあげ店の数は爆発的に増加。供給が需要を上回った結果、淘汰が進み多くのからあげ店が閉店に追い込まれました。こうした状況から、からあげが“オワコン”のような印象を持っている方もいるかもしれません。しかし、からあげは変わらず日本の国民食で多くの人が好きな食べ物。やり方さえ間違えなければ、からあげ店で成功することは難しくないと考えています。

―「からあげバブル」の中で、「元祖からあげ本舗」はどのような状況でしたか?

大塚氏:「元祖からあげ本舗」はコロナ禍以前から展開を進めており、「からあげバブル」と言われたコロナ禍では競合が増えたことで売上はやや落ちました。ただ、多くのからあげ店が淘汰されてくにつれ回復し、今では多くの店舗の売上が昨対105~120%をキープしながら着実な成長を続けています。コロナ禍のバブルで売上を伸ばし、バブルの終焉とともに閉店した店と「元祖からあげ本舗」は、状況が全く異なります。

「元祖からあげ本舗」は6社が協力して積み上げたノウハウで、バブルにのった店とは一線を画す

―バブルで終わった店と「元祖からあげ本舗」の違いは何なのでしょうか?

大塚氏:私達には長年にわたり積み重ねてきたからあげ店運営のノウハウがあるということです。うまくいってないからあげ店を見ていると、私達が過去にした失敗を繰り返しているな、という印象です。いくらバブルでも「店を出せば売れる」のは最初だけ。売れ続けるには綿密な戦略が必要です。それがない店は残念ながら閉店していったのではないでしょうか。

―そもそも「元祖からあげ本舗」はいつ始まったのでしょうか?

大塚氏:1号店は2018年、群馬・館林にオープンしました。須永企画という会社がもともと運営していたラーメン店をからあげ店に変えたのが始まりです。その際、当社やほか数社に声をかけ、共同で業態づくりを行いました。結果、ラーメン店時代は月商180万円だったところ「元祖からあげ本舗」になってからは500万~700万円に。そこで、2021年には6社が共同で「元祖からあげ本舗」の展開を目的にHonpoホールディングスを設立しました。各社、商品開発や人材教育など、それぞれ得意分野を持っていたので、力を合わせながらノウハウを積み重ね、現在では全国にFC含め121店舗を展開しています。

―コロナ禍以前から「元祖からあげ本舗」を展開していたら、期せずして「からあげバブル」が始まったのですね。バブルがあろうとなかろうと、長年にわたり6社が力を合わせてノウハウを積み重ねてきた「元祖からあげ本舗」の屋台骨は揺らいでいない、というわけですか。

1号店となる「元祖からあげ本舗マルナガ 館林店」。ラーメン店時代の月商180万円から500万~700万円に。オープン初月は1200万円を叩き出していた

万人に好かれなくてもいい―コアなファンを病みつきにする味がリピーターをつくる

―では、「元祖からあげ本舗」が持つノウハウについて聞いていきます。ずばり、他のからあげ店にない「元祖からあげ本舗」の強みとは?

大塚氏:大きく分けると2つ。まずは「味」です。「日本一白飯がすすむ唐揚げ」をテーマに、醤油とニンニクを利かせたエッジのある味付けにしています。正直、これは好みが分かれるところで、万人受けする味だとは思っていません。しかし、気に入ってもらえる人は何度も食べてもらえる、いわゆる中毒性のある味付けです。特に大手のからあげは誰が食べても美味しいと思える味にしており、うちとは対照的。大手のからあげは全員から80点がもらえる味だとしたら、うちのからあげは一部の人から120点がもらえるようなイメージです。実はこれがリピーター獲得に大きく貢献しています。

主力商品は「醤油からあげ」と「旨塩からあげ」。「からあげグランプリ」を受賞したこともある逸品だ。「達磨醤油」を使ったこだわりの味付けで、店内で仕込む

―コアなファンがつく商品力がキモなんですね。もう1つは?

大塚氏:もう1つが「戦略」です。先ほども述べたように、お店を開けたら自動的にお客様が来るのは最初だけ。その後も継続して来店してもらうには、様々な囲い込み施策が必要です。アプリやLINEといったウェブ施策から紙のチラシまで。また、からあげ店の利用者は時間帯によっても変化します。昼はがっつりお腹を満たしたいサラリーマンが多いのでからあげ弁当がよく売れます。夕方になると、夕飯のお惣菜を求める主婦の方、夜は主婦と一人暮らしの若い方が入り混じります。それぞれのターゲットに訴求する販促のかけ方、商品開発を意識しています。

ランチタイムには白米が付くからあげ弁当が人気

―売上はどのくらいになるのでしょうか。

大塚氏:「元祖からあげ本舗」では、おおよそ25坪の物件でオープンから半年後も月商450万円をキープできるような設計をしています。初月はオープンセールなどを実施して月商800万円~1600万円を狙い、その後も継続して様々な施策を実施。オープン時と比べたら売上はどうしても落ちますが、半年後もピークの半分に抑えることを目標としています。バブルでオープンした店は最初こそ景気がいいもの、ものの数か月で失速してしまっていた。それが大きな違いです。

~実績例~ ※売上はすべて税別

コンビニ跡地に開業。「元祖からあげ本舗」の売上実績No1の店舗。オープン初月は月商1800万円。その後の平均月商は800万円

他のからあげブランドから「元祖からあげ本舗」に業態転換した店舗。以前のからあげブランドの月商が150万円だったところ、800万円にアップした

新築でオープンした店舗。オープン初月は月商1600万円。その後の平均月商は800万円をキープ

―全国で展開する「元祖からあげ本舗」ですが、どういった立地が多いですか?

大塚氏:強いのはロードサイドです。立地選定に関しても100店舗以上を見てきたノウハウがあり、航空地図をひとめ見れば、売れるか売れないかがわかります。一見すると田んぼの真ん中で商売をやるような場所に思えなくても、車の流れや住宅の張り付きを見て総合的に判断します。都心部のビルインでも、住宅街の近い商店街などでの実績は多数あります。

“高い加盟リピート率”が、良FCブランドの証

―この度、広くFC加盟者を広く募集することになったのですね。

大塚氏:現在のFC加盟者は知人が中心ですが、より多くの人に加盟してもらい「元祖からあげ本舗」を広めたいと思っています。このFCの特徴として、FC加盟のリピート率が高いことがあります。1つの企業で複数店舗を運営するケースが多く、例えば四国で展開しているある加盟企業は、最初に加盟していただいた2019年からわずか1年3か月ほどで12店舗を出店。それだけ成功の再現性のあるFCモデルということです。

年に1回、「アゲ揚げアワード」という社内コンペティションも開催。優勝賞金をかけて各店舗がプレゼンテーションを行う。スタッフのやりがい創出、接客力の向上にも取り組む

―お客様のリピートだけでなく、FCのリピートも強いということですね。

大塚氏:運営の6社がそれぞれの担当エリアを持っていますのできめ細かいフォローが可能です。立地選定からリピーター獲得の施策、新商品開発など自信を持って取り組みます。「日本一のからあげ屋」を目指す仲間をお待ちしています!

―本日はありがとうございました!

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