「おばあちゃん家に来たような」素朴だけどひと手間かけた家庭料理
「コトトイ」のコンセプトは、シンプルに「人が集まる場所」である。10坪の小さな店内に集まった人達が自然と会話を交わし、新たな繋がりが生まれていく。そんな光景が彼女の理想だ。「あそこに行けば誰かいるかな」「今日は一人で飲みたいな」「今日は疲れたから外で食べたい」。そう思った時に、誰もが気楽に立ち寄れる「大人の集合場所」を目指している。
「おばあちゃん家に来たみたいな感じ」。工藤氏が目指す料理は、まさにその一言に集約される。映える料理ではなく、何度食べても飽きない家庭料理だ。気取らず、酒飲みの心を満たすアテが中心となる。
メニューは日替わりで、日々ホワイトボードに書いて更新される。その中でも「おばんざい3種盛り」(1300円)と「自家製ポテトサラダ」(680円)は、絶対に外したくない定番メニューとして位置づける。その日ごとに4品ごと用意するおばんざいは大皿に盛ってカウンター上に並べ、そこから3品をおまかせで盛り付け。ポテトサラダは、じゃがいもをコンソメで煮込み、芋自体にしっかりと味を含ませてからマッシュするのが特徴だ。
現在は工藤氏のワンオペ営業。今は揚げ物など手間のかかる調理はないが、オペレーションの試行錯誤を重ねながら品数を増やしていく予定だ。これまで培ってきたレシピの引き出しは無数にあるという。
ドリンクメニューの構成は、長年勤めた「アオギリ」のラインナップを参考に、居酒屋の定番が一通り揃う。オープンから1週間が経過した現在、特によく出るのはお茶割り(各種550円)と芋焼酎(650円~)だという。焼酎は芋を6種類のほか、麦も2種類、その時々で揃える。「生ビール」(650円)は「アサヒスーパードライ」、そのほか、「ハイボール」(580円)、「生レモンサワー」(600円)など。

カウンター上に並ぶその日のおばんざい。「自分は料理人ではない」と工藤氏は言うが、ひと手間をかけた酒飲みのツボを押さえた料理が揃う

「ハムチーズ春巻き」(700円)。春巻きの皮でハムとチーズを三角に包んで焼いたつまみ。仕上げに黒胡椒とバジルを振る
店舗データ
| 店名 | コトトイ |
|---|---|
| 住所 | 東京都目黒区五本木2-15-3 |
| アクセス | 祐天寺駅から徒歩7分 |
| 営業時間 | 17:00~24:00 |
| 定休日 | 月+不定休 |
| 坪数客数 | 10坪/カウンター8席、テーブル2席(最大4名) |
| 客単価 | 4000〜4500円 |
| オープン日 | 2026年3月9日 |
| 関連リンク | コトトイ(Instagram) |

















