居酒屋の経験をビストロへ落とし込む
ディナーではビストロ業態を採用した。肉料理に精通したスタッフが加わったことに加え、自社でビールをつくる構想を進めており、そのために居酒屋料理だけでなく幅広い料理との相性を探る必要があったためだ。とはいえ、1店舗目で培ってきた料理の経験はしっかりと活かされている。「いそいそが和洋折衷で“和7:洋3”だとすれば、新店はその逆で“洋7:和3”のイメージです」と小林氏。同じ食材でも調理法や組み合わせを変え、ビストロとしての表現に落とし込んでいる。
看板料理の「前菜の盛り合わせ」(1000円)は、「カリカリ梅のキャロットラペ」「ピーマンさきいかクミンナムル」「鶏のレバーパテ」など、和の要素を取り入れた前菜10種を一皿にまとめた一品。同商品の提供は20時までの限定で、それ以降はすべて単品500円で提供する。メイン料理の提供に時間を要するため、盛り合わせはそのつなぎとして機能し、お得な内容がお客からも好評だ。
肉料理では、炭火で丁寧に焼き上げた「イベリコ豚の炭火焼き」(1580円)や、しっとりと火入れした鴨肉を香ばしくローストし、爽やかな辛味と香りをもつ実山椒を添えた「鴨ロースト 実山椒添え」(1480円)を提供。魚ごとに異なるソースを合わせた「4種のカルパッチョ」(1280円)も人気が高い。ほか、野菜料理、揚げ物、スープ、リゾットなどの〆、デザートまで幅広く揃える。
肉料理や魚料理は控えめのポーションで、多彩な料理を少しずつ楽しめる構成に。おつまみでは「フレッシュいぶりがっこクリームチーズ」(600円)や「ゴルゴンゾーラと国産蜂蜜“大人の駄菓子風”」など、定番にひと捻り加えた工夫が光る。居酒屋で長く経験を積んできた小林氏ならではの視点が随所に活かされている点にも注目だ。

「前菜盛り合わせ」(写真は2人分)。内容は季節ごとに入れ替わり、旬の食材を取り入れた構成になっている
店舗データ
| 店名 | 食と器 いその食器店 |
|---|---|
| 住所 | 東京都町田市原町田3-3-1 オリンピア第一ビル 201 |
| アクセス | 町田駅から徒歩5分 |
| 電話 | 042-732-3317 |
| 営業時間 | 食器販売/ランチ/カフェ 12:00~16:00、ビストロ 17:00~23:00(週末24:00) |
| 定休日 | 木曜 |
| 坪数客数 | 22坪32席 |
| 客単価 | 6000円 |
| オープン日 | 2025年12月21日 |
| 関連リンク | 食と器 いその食器店(Instagram) |

















