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高円寺に「立ち呑みルルさん」がオープン!「クラフト麦酒酒場シトラバ」出身店主が手がける、中華をベースにした自由な創作料理と中国の蒸留酒“白酒(バイチュウ)”が魅力の気軽な立呑み


中華ベースの自由な発想が光る創作料理、白酒のラインナップが魅力

フードは、定番、ちょこっと、冷菜、温菜、〆、デザートの6カテゴリで約20品を展開する。「食べたことのない組み合わせや意外性を楽しんでもらいたい」と寺岡氏。その言葉どおり、「ベーコンと白インゲンのカスレ風春巻き」(500円)、「ラム肉とブルーチーズの臭売」(650円)など、中華をベースにしながらも、ジャンルにとらわれない自由な発想の料理が並ぶ。季節の食材を取り入れ、メニューは頻繁に更新。顆粒出汁は使わず、昆布などから丁寧に出汁をとることで、体にやさしい料理を心がけているとも話す。

定番の人気商品「酢もつ」(300円)は、寺岡氏の故郷・福岡の味。店を始める際、実家に電話したところ「うちのじいちゃんが酢もつを作ったんよ」と母から聞かされたという。真偽は定かではないが、肉屋を営んでいた祖父の記憶とともに、ルーツの味としてメニューに加えた。

現在はワンオペでの運営のため、オペレーション面での工夫も欠かせない。「世界の唐揚げ(秦~ガイトート)」(600円)や春巻きは、注文後は揚げるだけで提供できるよう仕込みを重視。工程を簡略化しつつ、満足感のある一品に仕上げている。さらに、蒸し器を使い、多様な料理に対応しているのも特徴だ。「エビチリ焼売」(500円)のような蒸し料理に使うのはもちろんのこと、「ポークステーキ ~林檎バターソース~」(1300円)も、ステーキであるがまずは蒸し器でじっくり火を入れた後、表面を焼いてしっとりと仕上げる。「カボチャのチーズリゾット」(1100円)も、あらかじめ炊いた米を蒸し器で温め、フライパンひとつで仕上げる構成だ。蒸し器を低温調理器や電子レンジ代わりに活用し、「ワンオペの強い味方」と寺岡氏は話す。

ドリンクの推しは、中国の蒸留酒・白酒。初心者から玄人まで楽しめる銘柄を常時10種揃え、500円~提供する。寺岡氏がスパイスを買いに訪れた中国食品専門店で偶然出会ったのが、「孔府家酒(こうふかちゅう)」。中国で定番として広く親しまれている白酒で、ツボ型ボトルの重厚感ある見た目に反して、爽やかなパイナップルのような香りと味わいが特徴だ。そのギャップに驚き、以来その魅力や奥深さを伝えたいと考えるようになったという。

焼酎は芋・麦を中心に、6種を500円~用意。寺岡氏が好む銘柄や、エチケットに惹かれたものを厳選している。唐辛子と花椒を漬け込んだ焼酎を使用し、シビ辛の刺激が特徴的な「ブーストレモンサワー」(600円)や、孔府家酒にレモンとはちみつを漬け込んだ「白酒ハニーレモン」(650円)といった、オリジナルドリンクも豊富。「養楽多(ヤクルト)緑茶ハイ」(650円)は台湾で人気のドリンクで、クセになる味わいが楽しめる。ほか、ビール(700円~)、お茶割り(550円)、ウイスキー(550円~)、ソフトドリンク(400円)と幅広いラインナップとなっている。

看板メニューの「豚足の唐揚げ」。関東では豚足は茹でて酢味噌で食べるイメージが強いが、福岡出身の寺岡氏にとっては、揚げたり焼いたりして食べるのが馴染み深いスタイル。4時間ほど煮込んでから揚げることで、外はカリッと、中はとろけるような食感に仕上げている

「エビチリ焼売」は、蒸したエビ焼売にピリ辛のエビチリソースをかけた一皿。旨みと辛みのバランスがよく、酒のあてにもってこいの味わいだ

「ポークステーキ ~林檎バターソース~」は、低温で火入れした豚肩ロースに、りんごの甘みにバターと塩を合わせたソースをかけた一皿。しっとりとした肉質と、まろやかな甘塩の風味が調和する

店舗データ

店名 立ち呑みルルさん
住所 東京都杉並区高円寺北2丁目22−2

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アクセス JR高円寺駅から徒歩4分
営業時間 17:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 約10坪最大14人収容 
客単価 2500~3000円
オープン日 2025年8月5日
関連リンク 立ち呑みルルさん(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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