連日満席“1日３回転”の「三茶一九」の新店、「三茶一九ハナレ」がオープン。週3回でも通いたくなる、大人たちに向けた社交的な焼鳥酒場

ハナレの出店にあたり人材強化も

開業から2年半を経て、「三茶一九」は満席の状態が続き、入店を断る場面も増加。こうした需要に応える受け皿として、また、焼鳥の枠を広げ、味・空間・所作すべてにおいて、上質な世界観を築いていく場としてオープンしたのが「三茶一九ハナレ」だ。「進化する“大人達の、社交的な焼き鳥屋”」をコンセプトに、「三茶一九」を継承しつつ、“よくばり”を叶える新しい焼鳥スタイルを打ち出している。黒瀧氏は「”三軒茶屋にこういう酒場があってよかった”と誰かの心に長く残るような、この街の“コミュニティとカルチャーそのもの”にしていきたい」と語る。

その思いを形にするため、今回の出店では7カ月の期間で予算400万円を投じた人材採用にも着手。110名の応募から新たに7名を採用し、社員数は18名に拡大した。地方からの応募にも柔軟に対応し、家探しの代行や初期費用全額負担など、上京や転職への支援体制を整備。採用は4次面接まで行い、最終選考では黒瀧氏とのサシ飲みによる“飲みニケーション”を通じて、意志と人柄を見極めた。こうした本格的な採用施策を経て、飲食経験よりもサービス業への思いが強い人材を積極的に迎えたという。

運営会社のコムステイタスは、“コミュニケーションやコミュニティにステイタスがある”という理念のもと、お客との距離を大切にした店づくりを行ってきた。今回も既存店の経験を活かし、スタッフとお客、さらにはお客同士の自然なコミュニケーションが生まれる場を目指しているという

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