老若男女に愛される町寿司、既存業態では出店できなかった物件にも進出可能に!
INGSは2006年、代表の青柳誠希氏が大学在学中にオープンしたFCのラーメン店からスタート。2009年に法人化し、現在は「らぁ麺 はやし田」「CONA」「焼売のジョー」などの飲食店を全国に展開する。昨年9月には東証グロース市場に上場したことでも注目を浴びた。現在は直営69とプロデュース66、ライセンス32の合計167店舗(2025年3月現在)体制だが、長期的な出店戦略としては、直営200店、プロデュース・ライセンスで300店の計500店舗を目指しているという。直近の2024年8月期決算では過去最高益を記録し、予想の上振れ着地。足元の業績も好調で、2025年度に入っての直営店の月次売上はおおよそ前年比110~130%で推移している。
そんな中ですし業態の1号店として「魚の登竜門 すしショップ百太郎」を錦糸町にオープンした。その狙いについて代表の青柳氏はこう話す。「大阪の『スタンドふじ』や、その系列『すしセンター』を見て、若い人から家族連れまで幅広い人が楽しんでいる様子に魅力を感じました。こうした“ちょうど良い町寿司”を自分達でもやってみたいという思いが沸きました」。同時に、今後の出店戦略の狙いもある。「当社主力業態の『CONA』は、駅前一等地の路面、20~30坪の物件に出店するような業態。『らぁ麺 はやし田』や『焼売のジョー』も同様に、出店できる物件にはそれぞれ条件がある。今後の拡大を考えたときにそれらとは異なる物件に出店できる業態が欲しいと思っていた。このようなすし居酒屋なら今までうちが出店できなかった場所や物件にも出店が可能になるはず」と話す。
こうして「スタンドふじ」と業務提携し生まれたのが同業態だ。同社にとって、その日の鮮魚を扱う本格的な海鮮業態は初めてだったため、日替わりメニューの監修にはオーゼットカンパニーが入り、脇を固める。オーゼットカンパニーは「スタンドふじ」と同様に大阪発の飲食企業で、都内では海鮮居酒屋の「オカモ倶楽部」を中目黒や丸の内、新宿で展開しヒットしている。

錦糸町駅南口側の商店街沿いにオープン。「うまい魚が安心価格!」と書かれた提灯で、コスパの良さを訴求する

カウンターからテーブル席まで、大衆感があり気取らず使える店内。1階と2階の2フロアで営業し、2階は団体も入れるテーブル席が並ぶ
店舗データ
店名 | 魚の登竜門すしショップ百太郎(ももたろう) |
---|---|
住所 | 東京都墨田区江東橋2-16-9 錦糸町旭屋ビル1F・2F |
アクセス | 錦糸町駅から徒歩3分 |
電話 | 03-5669-0966 |
営業時間 | 17:00~28:00(LO料理27:00ドリンク27:30) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 32坪65席 |
客単価 | 3500円~ |
運営会社 | 株式会社INGS |
オープン日 | 2025年2月8日 |
関連リンク | 株式会社INGS(HP) |