出汁中華の無数の可能性!高円寺発の新しい食文化を定着させていく
オープンして1か月ほど。客単価は3500~4000円で、将来的には1200~1500円でランチ営業もしたいと話す。客層はもともと「ニンニクなどにおいの強い素材や香辛料をあまり使っていないので、デートなどで使ってほしい」との睨んでいたとおり、30~40代のカップル利用が多いそう。
奥山氏は「みなさん『美味しい!また来たい!』と言ってくれるんです。食べている時の表情を見ると、言葉だけでなく本当に思ってくれていると感じます。これまで私はお酒をメインに据え、雰囲気や人柄で勝負するお店を運営することが多かったので、今回の料理を中心に据えた店づくりは新鮮に感じています」と話す。一方、来馬氏も「作っていて楽しいです。出汁中華という概念がもし根付いていけば、ここが元祖となるので面白いなと。新しく春巻きもスタートしようと思っていますし、まだまだ可能性は広がっています」と出汁中華に対する手ごたえを感じている様子だ。
二人は「街中華でもガチ中華でもない出汁中華として、予約をしないと入れないくらい人気の店を目指したい」と意気込んでおり、高円寺発の新しい文化が広がっていくのもそう遠くないかもしれない。
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YCO GROUP代表の奥山通雄氏(右)と、店づくりの中心となった来馬隆文氏(左)。閉店となった来馬氏の「立呑モロミ」は、1月、高円寺で「和酒とおばんざい もろみ」として無事移転した
(取材=吉田真琴)
店舗データ
店名 | 出汁中華 汤汤(タンタン) |
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住所 | 東京都杉並区高円寺北3-21-19 ライオンズプラザ高円寺 1E |
アクセス | JR中央線高円寺駅から徒歩2分 |
電話 | 03-5356-6002 |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 7坪12席 |
客単価 | 3500~4000円 |
運営会社 | 株式会社YCO GROUP |
オープン日 | 2025年1月7日 |
関連リンク | 出汁中華 汤汤(Instagram) |