コースに疲れた港区の富裕層に向け「好きなものを好きなだけ」楽しめるアラカルト
今回の「赤坂 港かっぽれ」は、「港かっ惚れ」に続く港区2店舗目。「港区のマーケットは特殊。例えばワインを売ろうと思ったら、いまナチュラルワインが流行っていますがナチュラルワインのグラスの値段はせいぜい1杯2000円くらいの値付けが限界。一方で、港区なら3万円以上するクラシックワインのボトルも普通に注文が入る。もちろん、いいものを提供していることが大前提ですが、多少値が張っても価値を正当に評価してもらえるマーケットだと思います」と港区の魅力を話す。
今回は「好きなものを好きなだけ」楽しめる居酒屋を目指した。「富裕層の方々はコース料理に疲れており、一周回って好きなものが食べられるアラカルトを求めていると感じました」と松永氏。料理は一人一皿の銘々盛りで提供。ポーションを抑え、多種類を楽しめる。そして、料理の値段をメニュー表に記載しないという思い切ったスタイルを取っている。「当店がターゲットにしているのは、一品ずつ値段を気にしながら食事をする人ではなく、本当に『好きなものを好きなだけ』楽しみたいと考える方。お客様とコミュニケーションを取りながら食べたいものや量を調整し、相応の価値を提供していれば、お会計を出した時にお客様と店で値段の齟齬は生まれないはず。そう考えると、値段を書く必要がないと思った。賛否あると思いますが、お客様と信頼関係が築ければ問題ないと考えます」と松永氏。

その他、個室が4室。28歳未満でなければ誰でも予約できるが、一部の個室を会員制としている。お忍び客向けに他のお客と顔を合わせず出入りできる裏口もある。デザインはフレンチレストランを多く手掛けるデザインチームに依頼し、居酒屋らしかぬ黒を基調としたシックな空間に仕上げた
店舗データ
店名 | 赤坂 港かっぽれ |
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住所 | 東京都港区赤坂5-5-18 auspice赤坂 2F |
アクセス | 千代田線赤坂駅7番出口から徒歩2分 |
電話 | 03-6277-6090 |
営業時間 | 17:30~24:30 |
定休日 | 不定休、年末年始 |
坪数客数 | 50坪45席 |
客単価 | 1万5000~2万円超 |
運営会社 | 株式会社TMD |
オープン日 | 2024年12月20日 |
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