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学芸大学に「有縁(うえん)」がオープン。フェアグランドやWAT出身店主による、小料理と純米酒のカウンター9席の酒場

11月30日、学芸大学に「有縁」がオープンした。「大人が落ち着いて食事と純米酒を愉しむ小さな酒場」をテーマにしたカウンター9席の店だ。店主の蝶野慶一氏は、「並木橋なかむら」で知られるフェアグランドや、カフェのプロデュースを手掛けるWATなどの出身。自身が愛する純米酒の美味しさを伝え、様々な「縁」をつなぐ場所として同店をオープンした。


海外経験がきっかけで日本酒に開眼。個人店からカフェプロデュースまで経験を積む

東急東横線の学芸大学駅の高架下、碑文谷公園に隣接する「GAKUDAI COLLECTIV」。様々な商店や施設が連なる同施設内に「有縁」はオープンした。店舗はわずか5坪、カウンターのみ9席の小体な店だが、純米酒を中心とした日本酒と、酒に合う小粋なアテが楽しめる酒場だ。

店主の蝶野氏が日本酒に目覚めたきっかけは、学生時代のアメリカ留学。「世界中から来ていた留学仲間と自国の文化について話すとき、海外の人は日本酒に興味津々だった。なのに、私自身は日本人であるにもかかわらずうまく答えられなかったんです」。そこで大学卒業後、横浜の日本酒居酒屋に入店。日本酒の知識や現場業務をイチから学び、店長も務めながら日本酒蔵を回り、日本酒に魅了されていった。

3年後、より大きな企業でマネジメントや店舗の立ち上げを学びたいと考えた蝶野氏は、「ブルーボトルコーヒー」の日本上陸を手掛けた石渡康嗣氏率いるWAT(東京都目黒区)へ入社。同社では数々のカフェのプロデュースに携わり、5年にわたり経験を積んだ。その後、より独立を意識し、自身がやりたい和食と日本酒に強い店で働きたいと門戸を叩いたのがフェアグランド(東京都世田谷区)だ。同社の代表、中村悌二氏は「並木橋なかむら」をはじめ数々の人気店を手掛けるほか、レストランプロデューサーとしても知られた人物。「中村さんの店や、その卒業生の店は若い頃から憧れていた。そのイズムを学びたいと思いました」と蝶野氏。そば居酒屋業態の「蕎麦前 山都」(現在は山都として分社化)の六本木店を中心に勤務し、また麻布台ヒルズ店の立ち上げではオペレーションの構築にも携わり、最終的には統括マネージャーを務めた。

12の商店とコワーキングスペース、アトリエなどを備えた複合施設「GAKUDAI COLLECTIV」の一角に立地

店舗データ

店名 有縁(うえん)
住所 東京都目黒区碑文谷6-6-6GAKUDAI COLLECTIV C-2

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アクセス 学芸大学駅から徒歩5分
電話 080-4451-6432
営業時間 16:00〜22:00【土日祝】14:00〜22:00
定休日 月、第2・4火
坪数客数 5坪9席
客単価 7000~8000円
オープン日 2024年11月30日
関連リンク 有縁(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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