中目黒に「クラフトビールとお料理 oasis （オアシス）」がオープン。「立飲みビールボーイ　中目黒店」元スタッフが物件を引き継ぎ独立。「Personal Eatery（一人でも気軽に楽しめる食堂）」を目指す

独立にあたり、クラフトビール×立ち飲みの価値を再考

キッチン・ホールスタッフを経て店長を務めた「クラフトビアマーケット　虎ノ門店」で3年8カ月、店長として立ち上げにも携わった「立飲みビールボーイ 中目黒店」で1年、店長を務め、一時期醸造にも携わった三越前「クラフトロック ブリューパブ＆ライブ」で5年、合計10年ほどステディワークスで研鑽を積んできた田村氏。「成果を出せれば何でも自由にやらせてくれる会社で居心地が良く、やりがいがあった」といい、長年クラフトビール一筋に働いてきたなかで、数年前から「35歳になる今年までに独立したい」と考えるようになった。そんな田村氏は、10月27日に閉店した「立飲みビールボーイ 中目黒店」を引き継ぎ、独立・開業に至った。

新店のテーマとして設定したのは「Personal Eatery（一人でも気軽に楽しめる食堂）」。「自分が好きな『クラフトビール』と、居抜きの物件を活用できる『立飲みスタイル』の組み合わせをどう表現するか改めて考えました。クラフトビールのお店は増えてきている一方で、“一人だと入りづらい”、“種類が多すぎてよく分からない”という方も多いと感じています。そういった方々が一人でも気軽に来られて、お酒やご飯を楽しめる食堂みたいな存在にしていきたいと思ったんです」。

14坪の店内はオールスタンディングで、コの字カウンターと、壁に向いたカウンターが設置されている。ビールタップの蛇口は新品に取り替え、壁は自分たちでソフトグレーに塗り、柔らかく落ち着いた印象に。ほかは基本的に「立飲みビールボーイ 中目黒店」の内装を活用しコストを抑えた

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