老舗の良さを生かしつつ、新規の来店のきっかけづくりも意識
「まだまだおでんは研究中」だという井上氏。「先代から受け継いだおでん鍋を使っていますが、その日の具材の状況によって鍋の中で味が変化する。その変化もおでんの醍醐味として楽しんでほしい」と話す。卓上には新潟の出汁醤油などを用意し味変も自由自在。アットホームな店だからこその一期一会の味が楽しんでほしいとのことだ。
8月23日からスタートし、現在は人員の都合で金、土、日の週末のみの営業。今後は営業日を増やし、さらに、やりたい人がいれば昼の時間に間貸し営業をすることも検討中だ。「老舗らしい風格ある外観や内観は魅力ではあるのですが、知らない人や若い人には入りづらさもある。今年11月に有志の酒場で開催されるはしご酒イベント『阿佐ヶ谷飲み屋さん祭り』にも参加するので、そこで新しいお客様を獲得できれば」と話す。
阿佐ヶ谷で同店と「バル和」の他、業務委託で西荻窪「LORO KITCHEN」も運営する井上氏。今後の展望については「『LORO KITCHEN』は、店長夫婦に店を一任しているので、自分は阿佐ヶ谷の2店舗に注力していきたい。長らくここで商売をさせてもらっているので、外に行くというよりかは、よりしっかりと地元に根付く存在になりたいです」と話す。
(取材=大関 まなみ)
店舗データ
店名 | 三代目 米久(よねきゅう) |
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住所 | 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-11-17 |
アクセス | 阿佐ヶ谷駅から徒歩2分 |
電話 | 問い合わせは「バル和」(03-3330-6090)まで |
営業時間 | 【金】18:00~24:00(LO23:00)【土日】15:00~24:00(LO23:00) |
定休日 | 月~木曜(今後、営業日は拡大予定) |
坪数客数 | 7坪10席 |
客単価 | 2000円 |
オープン日 | 2024年8月23日 |
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