松陰神社前に「ワイン居酒屋neco（ネコ）」が開業。三軒茶屋の繁盛店「ニューマルコ」で身に付けたセンスでつくる無国籍料理と自然派ワイン、母と二人三脚で営業する隠れ家居酒屋

母と二人三脚で地域に根付く店を目指す

オープンしてからまだ3週間だが、売上げは好調。オープン当初は知り合いや前職からのお客が多かったが、近隣からの予約も増えており、SNSを見て遠方から来店もあるという。

パートナーである母親の龍子氏、最初は戸惑いもあったという。「誘われたときはびっくりして、不安もありましたが、気持ちとしてはうれしかったですね。一緒に働くようになってぶつかることもありますが、接客や料理に関して尊敬できる部分も見えてきて、見習わなきゃと思うところもあります」と話す。二人のパートナーシップが「neco」という店の個性を作っている。
今後について尋ねると「いろいろ挑戦しながら、地域に根付いた店にしたい」と話す中村氏。店名にもなっている猫は寒がりで温かい場所を好むという。多くの人々が集う心温まる居酒屋になりそうだ。

左：龍子氏、右：中村健悟氏。松陰神社前は三軒茶屋のようなにぎやかさはないが、落ち着いた環境が二人で店をやっていくのに似合っていると中村氏は話す

（取材＝小田中 雅子）

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