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松陰神社前に「ワイン居酒屋neco(ネコ)」が開業。三軒茶屋の繁盛店「ニューマルコ」で身に付けたセンスでつくる無国籍料理と自然派ワイン、母と二人三脚で営業する隠れ家居酒屋


居酒屋にはないような、どこか新しいワインに合う料理

料理を本格的に始めたのは「ニューマルコ」から。それまであまり料理に興味がなかったというが、やり始めるとどんどん面白さに目覚めたという。「さまざまなジャンルを経験しているスタッフがいたので、いろんな料理を教えてもらいました。教えてもらったレシピを自分なりに工夫して、店では提供しています。居酒屋にはあまりないような、ちょっと新しい、そんな料理を出していければと思っています」。

メニューは週2,3品の頻度で変更する予定。その中で定番ともいえるメニューが「ママザンギ」(600円)。実家の居酒屋で中村氏の曾祖母によるレシピで、鶏モモ肉をしょうゆダレに漬け込んだ後、カタクリ粉をつけて寝かせるのがコツ。外側がカリッと、中がジューシーなから揚げに仕上がる。掛けられているタレが秀逸。レモンが効いた甘辛ダレでお酒が進む。将来は店のアイコンにしたいと考えている、皮から手作りしている肉まん「山椒ラム肉まん」(600円/小1個)。包む具材は季節に応じて変えていく予定だ。そのほか、その日のおすすめの前菜を7種類ほど盛り合わせた「前菜盛り合わせ」(1200円~)や「ニューマルコ」時代に同僚から教わったという「自家製チョリソー風ソーセージ」(1200円)などひと手間かけたメニューが並ぶ。〆には「エビ出汁スパイスカレー(ミニ)」(700円)や「イクラとズワイガニの冷製カッペリーニ」(1200円)などが用意されている。

ドリンクは自然派ワイン(グラス800円~、ボトル5000円~)を中心に品ぞろえ。バリエーションを広げるため、ワインのセレクトは築地のワインショップ「酒美土場(シュビドゥバ)」に依頼。「ワインをメインにしようと思ったのは『ニューマルコ』のとき、ボトルを皆で飲む楽しさがいいなと思って。ワインをグラスに注いで飲むのも好きなんです。家で缶ビールを飲むのとは違う非日常感があります」(中村氏)。ワインを主軸にしつつも、あくまでも居酒屋でありたいという中村氏。「生ビール」(600円)や日本酒(各種1000円)、「角のハイボール」(500円)もあり、「ハスカップモヒート」(800円)のような北海道を感じるドリンクもある。同店を訪れたら頼んでみたいのが、三重県伊勢市のクラフトビールのブルワリー「ひみつビール」(各種1300円)。このビール缶のイラストを中村氏が気に入り、店のロゴなどのデザインを同じデザイナーに依頼したのだそう。ユーモラスな動物のイラストが「neco」のリラックスした雰囲気と合う。

「ママザンギ」。訪れたお客のほとんどが頼む、店の名物メニュー。ワインやビールがすすむ味付けだ

「山椒ラム肉まん」。特注した焼き印は、店名にちなんだ猫の肉球。愛らしいビジュアルで人気を集めそうだ

「いくらとズワイガニの冷製カッペリーニ」。夏限定のメニュー。トマトは凍らせてあり、そうめんに入った氷のような感覚で盛り付けている

店舗データ

店名 ワイン居酒屋 neco
住所 東京都世田谷区上馬5-30-15 GranDuo 三軒茶屋

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アクセス 松陰神社前駅から徒歩5分、三軒茶屋駅から徒歩17分
電話 080-5582-0968
営業時間 17:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 10坪10席
客単価 4000円
オープン日 2024年6月30日
関連リンク ワイン居酒屋 neco(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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