東京を代表する名酒場「金田」で正統派大衆酒場について学ぶ
2022年末で8年間務めた同社を退職し、物件探しを始めたが、決まるまで後学のため他の業態も体験しようと考えていたところに自由が丘「金田」の求人を見つける。「金田酒学校」の異名を持ち、東京を代表する老舗酒場として知られる「金田」での修業では、コの字カウンターを中心とした雰囲気や空間づくり、秩序ある店とお客の関係など受け継がれてきた正統派の大衆酒場について大いに学んだという。
並行して行っていた物件探しで見つかったのは、元住吉駅近く、商店街の中にある65年続く老舗焼鳥店「鳥作」の跡地だ。「条件や立地を考えるとき、乗降客数や商圏など考慮しなければいけない要因はたくさんあると思うのですが、なによりその立地にどれだけ思い入れを持てるかということを大切にした方が、その後、店をやっていく上で頑張ることができるんじゃないかと思いました。そういう意味で地元老舗『鳥作』さんの跡地というところが、自分の中ではドンピシャにはまりましたね」と山口氏は物件を決めた経緯について話す。
「ヒナタ」はプロダクトオブタイムの独立支援制度を活用し、同社がプロデュースして開業。「『ビートル』を自分がやるとしたら、どんな風にしたいのかをずっと考えていたので、『ビートル』を中心とした業態でやりたいと自分からお願いしました。既存のスタイルにメニューや内装に自分色を加えていくのがベストだと思ったんです」(山口氏)。店舗内装で一番重要視したのはもちろんコの字カウンター。テーブル席も一枚板の大テーブルを考えたが、利便性を考え、2人掛けのテーブルとなった。
店舗データ
店名 | 酒場ヒナタ |
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住所 | 神奈川県川崎市中原区木月2-2-39 鳥作ビル1F |
アクセス | 元住吉駅から徒歩2分 |
電話 | 044-872-9211 |
営業時間 | 16:00~25:00、土・祝日の中日14:00〜25:00、日・祝14:00~23:00 |
定休日 | 当面は毎週火曜 |
坪数客数 | 18坪32席 |
客単価 | 3000円 |
オープン日 | 2024年4月26日 |
関連リンク | 酒場ヒナタ(Instagram) |
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