本格イタリアンを居酒屋に落とし込み利用動機を広げるメニュー設計
窪田氏の料理の腕を生かしたいと考えた藤田氏は、2店舗目は焼鳥店でなくイタリアンに決定した。ただ、同店がコンセプトに掲げるのは、居酒屋×イタリアンの「オステリア酒場」。「オステリア」とはイタリアの飲食店の一種で、ワイワイ飲食が楽しめる庶民的な店を指すが、それに日本の「酒場」を融合した造語だ。イタリアンだけでなく、居酒屋だけもでなく、どちらの良さも楽しめるメニュー作りをしている。本格イタリアン料理から居酒屋らしい和のおつまみもあり、多様な住民がいる千歳烏山で幅広い利用シーンを取りこぼしなく狙う。
料理は、「ドライフルーツとマスカルポーネの白和え」(638円)、「肉厚!!穴子と筍のフリット 山椒チーズ」(1078円、なくなり次第終了)、イタリア・フィレンツェの牛もつの塩煮「ランプレドット」(1078円、なくなり次第終了)、「大好評!にんにくまるごとブランデー蒸しとカマンベールのアルフォルノ」(1078円)など窪田氏が経験してきたイタリアンを居酒屋風にアレンジしたメニューや、鮮魚は「カルパッチョ or 刺し盛り」(2156円〜)と、イタリアンなカルパッチョか居酒屋な刺身か、調理法を選べる。注文後にスライサーでカットする「切りたて生ハム」(Sサイズ770円~)も人気だ。
何層にも重ねて高さを演出し、熱々の鉄板で提供する「ラザニャ ケコーザ!!」(1738円)は同店の名物であり窪田氏のスペシャリテ。〆には、ベーシックなパスタやピザの他、パスタを土鍋ごはんに落とし込んだ「トマトベース ペスカトーレの土鍋ごはん」(1518円)などオリジナリティあふれるメニューも用意。別紙のおすすめメニューは毎日変わり、メニューはシェフが手書きで作成する。
ワインはイタリアンに合うよう、イタリア・ロマーニャのものをメインに、長年、窪田氏が懇意にしているインポーターから直接取り寄せる。グラスワインも550円〜と価格を抑えて提供。年間数千本しか作られない希少なワインも取りそろえ、ラインナップの変更も頻繁に行われる。
都内でもグラス提供が珍しい「生樽ランブルスコ」(550円)や、「リモナータ(レモン)」(748円)などイタリアンスパークリングドリンクを使用したオリジナルサワーも人気だ。
生ビールは「PSB」(550円)に加え、瓶で「モレッティ」「ペローニ」(各770円)のイタリアビールも用意。お茶割り(各種550円)、ハイボールやサワー(各495円~)などの居酒屋定番ドリンクに日本酒(グラス120ml 748円~)も充実しており客層を選ばない。
店舗データ
店名 | Che Cosa?(ケコーザ) |
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住所 | 東京都世田谷区南烏山4-14-11ビューパレスウダガワ1F |
アクセス | 京王線千歳烏山駅から徒歩5分 |
電話 | 03-6909-0710 |
営業時間 | 17:00~24:00(フードLO22:30、ドリンクLO23:00) |
定休日 | 月曜 |
坪数客数 | 15坪47席 |
客単価 | 5000円 |
運営会社 | 株式会社F-style |
オープン日 | 2023年12月22日 |
関連リンク | Che Cosa?(Instagram) |