厨房設備や客席をテナント間で共有することで低投資での出店を可能に
favyは「好きを仕事にする人を増やす」をミッションに、サブスクやモバイルオーダーなど飲食店向けDXサービスの企画やグルメメディアの運営、商業施設プロデュース、飲食店の直営などの事業を展開。「シェア型フードホール」は、これまで都内に加えて北は仙台、南は鹿児島まで各地で手掛けてきた。今回オープンした「汐留横丁」は、電通はじめ多数の企業のオフィスが入る「カレッタ汐留」の地下2階、約390㎡のスペース。現在、入居するテナントは9店舗。1月にはさらに3店舗が加わる。
「汐留横丁」含む同社の「シェア型フードホール」の特徴は、なんといっても出店ハードルの低さ。初期費用は20万円、家賃は売上連動型に設定。退店の費用もなく、テナント側のリスクを抑えている。これから独立を目指す人、スモールスタートしたい人にうってつけだ。
同施設では、キッチンやホール設備はテナント間で共有し、100席以上のフロアも共通で使用。またfavyが独自開発するモバイルオーダーなどのシステムを導入するなど、運営の効率化を図っており、こうした仕掛けが先述のような低投資での出店を可能にしている。