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PLEINが第二創業期へ。旗艦店となるフレンチ「PLEIN 銀座本店」を開業!同ビルでバルとサウナも開業、一棟まるごとで生産性向上を図り、コスト高を打破する経営戦略にも注目


生産性を高める究極のドミナント!「ビル全体で一つの飲食店」構想

「これまで直営店とプロデュースで計28店舗を手掛けて蓄積してきたPLEINのノウハウをすべて注ぎ込んだ」(中尾氏)という「PLEIN 銀座本店」。大いに注目を集めそうな新店だが、中尾氏はさらに興味深い構想を描いている。「ビル全体で一つの飲食店」という構想だ。実は「銀座髙木ビル」の地下1階にもPLEINのラボを作る。店舗で使うソースやデリの商品などを仕込むラボだ。つまり、同じビルの地下1階にラボ、1階に「フレンチバルギンザ by plein」、9階に「PLEIN 銀座本店」、11階・12階に「91° SAUNA」という形でPLEINの店舗ができることになる。そして、スタッフはラボでも「PLEIN 銀座本店」でも働く、あるいは「フレンチバルギンザ by plein」でもサウナの「91° SAUNA」でも働くという具合に、各店舗の繁閑状況などに合わせて各階を移動するのである。こうしたフレキシブルなマルチタスク体制にすれば、スタッフのムダな手待ち時間も無くすことができる。大幅に生産性を高める「究極のドミナント」とも言えるのが、「ビル全体で一つの飲食店」という構想だ。

この構想に至った背景には昨今のコスト高の問題もある。「週休2日制を実践し、給与水準も上げる。それを実現し続けていく上で、昨今のコスト高は大きなネックになっています。コロナ禍でも雇用調整助成金も一切使わず、デリ事業やEC事業の新規事業を推進し、従業員の給与の100%保証、昇給を続けてきました。ただ、社会情勢からこの先、従業員へ還元も行いながら、外食産業を憧れる仕事に。というVision達成に邁進しながら、会社として存続できる利益を出して行けるのかという行き詰まり感がありました。しかし、飲食店を〈点〉で経営するのではなく、〈ビル全体で一つの飲食店〉という形で経営すれば、顧客満足度、生産性、収益性が大幅に高まります。行き詰まり感を打開する突破口になる」と中尾氏は話す。多くの飲食店経営者がコスト高時代の突破口を探っているだけに、まさに大注目の経営戦略だ。

代表の中尾太一氏

(取材=亀高 斉)

店舗データ

店名 PLEIN 銀座本店
住所 東京都中央区銀座7丁目3-6 銀座高木ビル9F

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アクセス 銀座駅から徒歩5分
電話 03-3569-0039
営業時間 昼11:00~14:30(L.O. 14:00) 夜17:00~23:00(21:00 最終入店)
定休日 月曜・火曜
坪数客数 29.8坪・28席(カウンター席 12席、個室2~4席、テラス席 13席)
客単価 昼7000円、夜2万円
運営会社 株式会社PLEIN
オープン日 2023年12月2日
関連リンク PLEIN(HP)
関連リンク PLEIN 銀座本店(HP)
関連リンク SALOM91°(HP)
関連ページ BIRTH DINING by plein(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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