店の至るところに理念を掲示し、お客に対してブランディングや求人アピール
同店のドリンクグラスには「お客様もスタッフも“たのしい”がいちばん」「弊社は週休3日です」といった文言が印刷され、店内の一角には「日本の従業員満足度 世界一」の文字が掲げられるなど、いたるところで同社の考えが目に入るようになっている。営業と同時に、お客に対し会社のブランディングや求人アピールを行い、さらにスタッフに対する理念浸透にも一役買うという。「グラスや壁は毎日目にするので、スタッフに理念が伝わりやすい。こうした取り組みはFCではできませんので、オリジナル業態をやってよかったと思います」と大崎氏。
「これまでは駅前の好立地で人気ブランドのFCばかりオープンさせてきたのですが、そうするとオープン直後にドカンとお客様が来るので、現場は慌ただしい。あれが嫌で、今回はあえて販促もせずひっそりとスタートしました。今の売上は良くも悪くもありませんが、スタッフに負担をかけずオペレーションを慣らすことができている。これから12月に向けて販促に本腰を入れ、売上を取りにいきたい」と話す。
「来年は6店舗ほど出店したい。都内にも進出したいですね」と大崎氏。今後も人気ブランドのFC、もしくは自社業態の「すし酒場さんじ」やこの「もつ焼きじんべえ」で展開していきたい意向だ。現在、同社が運営する川崎の「新時代」は40坪で月商1600万円、新横浜の「すし酒場さんじ」は35坪で1300万円などと好調。また、大崎氏が副社長を務めるカンテラ(大阪府吹田市、代表:神田俊勝氏)では、アルバイトからの社員採用を推進し、採用コストを削減するコンサルティング業務を行っているが、そちらの依頼も相次いでいるという。「メディア取材も多く反響があって嬉しい限りですが、その期待に応えられるよう精進していきます」と大崎氏は話す。
(取材=大関 まなみ)
店舗データ
店名 | もつ焼きじんべえ |
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住所 | 神奈川県川崎市川崎区砂子2-9-11 あさひビル 1F |
アクセス | 川崎駅から徒歩5分、京急川崎駅から徒歩6分 |
電話 | 050-5385-1684 |
営業時間 | 【月~金】15:00~24:00(フードLO23:00、ドリンクLO23:30)【土日】12:00~24:00(フードLO23:00、ドリンクLO23:30) |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 40坪90席 |
客単価 | 2800円 |
運営会社 | 株式会社Mostfun |
オープン日 | 2023年10月1日 |
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