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二子玉川に「Herbal Chinese STEAMAN(ハーバルチャイニーズ スチーマン)」がオープン。フレンチシェフがつくる中華に、自然派ワインやクラフトビールを多彩に用意

6月4日、二子玉川に「Herbal Chinese STEAMAN」がオープンした。「フレンチシェフがつくる中華」をテーマに、フレンチの素材や技法を織り交ぜた中華料理と、自然派ワインやクラフトビールなど多彩なドリンクを揃えるファインカジュアルレストランだ。グローバルダイニングやGREENINGを経た増子昌治氏が、GREENINGの総料理長を務めたフレンチシェフ・渡邉義則氏とタッグを組んでオープン。中華とフレンチの融合で、新しい価値の創造に挑む。


グローバルダイニングやGREENINGを経て二度目の独立

飲食店をはじめ多くショップが立ち並ぶ、二子玉川の商業エリア「柳小路」。その一角にある新築ビル2階に「Herbal Chinese STEAMAN」はオープンした。運営は、飲食店のプロデュースや酒類メーカーのコンサルなどを手掛けるエモーショナルバリュー(東京都品川区)。

代表の増子昌治氏は、グローバルダイニングを経て、2019年、マルシエロ(東京都荒川区)という会社を立ち上げ独立。三田の「MODERN MEXICAN CABOS(モダンメキシカン カボス)」と、竹芝の「CIELITO LINDO BAR AND GRILL(シエリートリンド グリルアンドバー)」の2つのメキシカンレストランをオープンした。その後、マルシエロの経営からは離れ、飲食店やホテル、商業施設の運営やプロデュースを手掛けるGREENING(東京都渋谷区、代表:桐川博行氏)に入社。企画やマネジメントに携わり、2022年11月、エモーショナルバリューを立ち上げ再び独立した。

一方の「Herbal Chinese STEAMAN」のシェフを務める渡邉義則氏は、増子氏のGREENING時代の同僚。調理師専門学校を卒業後、八芳園にはじまり、渡仏してフランス一つ星レストラン、帰国後は青山「Casita(カシータ)」、パーク ハイアット 東京の「ジランドール」などを経て、GREENINGでは総料理長に就任。フレンチの料理人として長年経験を積んできたが、同社ではフレンチのみならずイタリアンや和食、中華、エスニックなど多彩なジャンルの業態を手掛けており、その料理の開発・監修を行ってきた。特に2021年12月、同社が手掛けた日本橋兜町のフードコート「KABEAT (カビート)」では、さまざまなジャンルのシェフたちと共同で料理を開発し、その中で渡辺氏は今回の「フレンチシェフがつくる中華」の着想を得た。「『KABEAT』では中華やアジアンのシェフたちのレシピやロジックに触れるうち、フレンチシェフが中華をつくったら、また新しい視点の料理が生まれるのでは?と思うようになりました。調理師専門学校時代の同級生である大津光太郎さんが清澄白河で『O2』というワインと中華の店を経営していることも刺激になりましたね」。そこで、同僚だった増子氏と独立。まずは縁のあった企業のプロデュースやコンサル業に取り組みながら、同店の開業準備を進めた。

二子玉川駅から徒歩4分。当初物件はGREENINGの本社もあり馴染みのある渋谷で探していたものの、コンセプトと照らし合わせるうち、より「感度の高い大人の集まる街」がいいと、二子玉川も視野に入れ、同物件を契約した

店舗デザインはSWeeTの佐野岳士氏が担当。「サイバーパンクwith竹」がテーマ。せいろが竹であることから随所に竹素材を散りばめた。ネオンは「子供っぽくならない」デザインや色味を意識

店舗データ

店名 Herbal Chinese STEAMAN(ハーバルチャイニーズ スチーマン)
住所 東京都世田谷区玉川3-14-8 A*G二子玉川2階

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アクセス 二子玉川駅から徒歩4分
電話 050-3161-5235
営業時間 11:30~15:00、17:00~23:00(LO22:30)
定休日 水曜
坪数客数 30坪36席
客単価 6000円
運営会社 株式会社エモーショナルバリュー
オープン日 2023年6月4日
関連リンク Herbal Chinese STEAMAN(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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