グローバルダイニングやGREENINGを経て二度目の独立
飲食店をはじめ多くショップが立ち並ぶ、二子玉川の商業エリア「柳小路」。その一角にある新築ビル2階に「Herbal Chinese STEAMAN」はオープンした。運営は、飲食店のプロデュースや酒類メーカーのコンサルなどを手掛けるエモーショナルバリュー(東京都品川区)。
代表の増子昌治氏は、グローバルダイニングを経て、2019年、マルシエロ(東京都荒川区)という会社を立ち上げ独立。三田の「MODERN MEXICAN CABOS(モダンメキシカン カボス)」と、竹芝の「CIELITO LINDO BAR AND GRILL(シエリートリンド グリルアンドバー)」の2つのメキシカンレストランをオープンした。その後、マルシエロの経営からは離れ、飲食店やホテル、商業施設の運営やプロデュースを手掛けるGREENING(東京都渋谷区、代表:桐川博行氏)に入社。企画やマネジメントに携わり、2022年11月、エモーショナルバリューを立ち上げ再び独立した。
一方の「Herbal Chinese STEAMAN」のシェフを務める渡邉義則氏は、増子氏のGREENING時代の同僚。調理師専門学校を卒業後、八芳園にはじまり、渡仏してフランス一つ星レストラン、帰国後は青山「Casita(カシータ)」、パーク ハイアット 東京の「ジランドール」などを経て、GREENINGでは総料理長に就任。フレンチの料理人として長年経験を積んできたが、同社ではフレンチのみならずイタリアンや和食、中華、エスニックなど多彩なジャンルの業態を手掛けており、その料理の開発・監修を行ってきた。特に2021年12月、同社が手掛けた日本橋兜町のフードコート「KABEAT (カビート)」では、さまざまなジャンルのシェフたちと共同で料理を開発し、その中で渡辺氏は今回の「フレンチシェフがつくる中華」の着想を得た。「『KABEAT』では中華やアジアンのシェフたちのレシピやロジックに触れるうち、フレンチシェフが中華をつくったら、また新しい視点の料理が生まれるのでは?と思うようになりました。調理師専門学校時代の同級生である大津光太郎さんが清澄白河で『O2』というワインと中華の店を経営していることも刺激になりましたね」。そこで、同僚だった増子氏と独立。まずは縁のあった企業のプロデュースやコンサル業に取り組みながら、同店の開業準備を進めた。
店舗データ
店名 | Herbal Chinese STEAMAN(ハーバルチャイニーズ スチーマン) |
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住所 | 東京都世田谷区玉川3-14-8 A*G二子玉川2階 |
アクセス | 二子玉川駅から徒歩4分 |
電話 | 050-3161-5235 |
営業時間 | 11:30~15:00、17:00~23:00(LO22:30) |
定休日 | 水曜 |
坪数客数 | 30坪36席 |
客単価 | 6000円 |
運営会社 | 株式会社エモーショナルバリュー |
オープン日 | 2023年6月4日 |
関連リンク | Herbal Chinese STEAMAN(Instagram) |