既存店から受け継ぐ多彩なメニューのほか、刺身や和牛が登場
料理は既存店と同様、名物の「コールスロー」(600円)をはじめ、前菜から〆、デザートに至るまで、ジャンルレスに約40品を揃えるほか、赤城山の麓で若手農業者が営む「KABAファーム」から直送される、無化学肥料無農薬で栽培する固定種・在来種の野菜を使用したメニューも「本日のカバファーム」として提供される。取材当日は「ケール 生春巻き」(780円)や「土垂芋 唐揚げ」(680円)がラインナップ。他店にないメニューとしては、日本料理出身のスタッフが加わったことから、新たに「刺身5点盛り合わせ」(980円)ほか、本日の鮮魚が楽しめるようになった。また、某高級焼肉店で料理長を務めたスタッフも入店し、不定期でA5ランクの黒毛和牛が食べられることも。“ふらっと1杯だけ”からしっかり食事を楽しむ人まで、お客の利用シーンもさまざまだ。「スタッフの中には和洋中、さまざまなジャンルの出身者が揃っているので、月に1度集まって、メニューの提案会を行っています。“カバファームの野菜を使ったもの”やその時によりお題はあるのですが、イタリアン出身のスタッフが自家製サルシッチャを仕込んで、ピーマンの肉詰めやメンチカツにアレンジしたり」。
ドリンクは「樽生ビール アサヒマルエフ」(600円)にはじまり、既存店でも人気の、さまざまな野菜やフルーツを漬け込んだクラフトリキュールのカクテル(各600円)、駒沢店で力を入れていきたいという日本酒(グラス680円~)やクラフトビール(1000円~)、ジャパニーズウィスキー(500円~)、各種焼酎(600円)など幅広く揃える。
早くも週3~4回通う常連客もついており、界隈には深夜まで営業している店が少ないこともあって夜12時を回って満席になることもしばしば。狙い通り、一人飲みからカップル、ファミリーまで、地元の人を中心に幅広い層を集客。当初懸念していた、近隣店舗とお客を取り合うようなこともなく、互いの店に足を運んだり、お客を紹介し合ったりと良好な関係を築けているという。
「オープン当日に店の目の前の道で工事が始まったり、建物自体の外壁工事でテラスは6月末まで使えないことになってしまったりと色々なことが重なってしまったのですが(笑)、ありがたいことにたくさんのお客様に来ていただいています」と言うように予想以上に売上が伸びており、当初月商500万円を目標として掲げていたところ、初月にして700万円超。清水氏は、テラスが利用できるようになれば、さらなる売上上昇が見込めるのではないかと期待する。
店舗データ
店名 | 駒沢スタンドS(エス) |
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住所 | 東京都世田谷区駒沢 1-5-9 |
アクセス | 駒沢大学駅から徒歩3分 |
営業時間 | 17:00~26:00(フード25:00LO、ドリンク25:30LO) |
定休日 | 不定休(畑に行く日以外なし) |
坪数客数 | 14坪30席※テラス解放後は18坪42席 |
客単価 | 2000~7000円 |
運営会社 | 株式会社PLACE |
オープン日 | 2023年4月3日 |
関連リンク | 用賀スタンドS(記事) |
関連リンク | 駒沢スタンドS(Instagram) |