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向島に「酒と茶と 襤褸(らんる)」がオープン。お茶ハイボールと酒のアテ、「酒肆一村」出身店主による、古典酒場へのリスペクトを込めた緊張と弛緩が作る心地よい酒場


お茶ハイボールやビール、日本酒の「反復横跳び呑み」を提案

主役は「煎茶ハイボール」「焙じ茶ハイボール」「烏龍茶ハイボール」(各700円)など、5品を揃えるお茶ハイボール。「酒場の定番ドリンクであるレモンサワーをバークオリティに高めて提供しているのが『酒肆一村』。それに倣い、酒場らしいドリンクであるお茶割りとハイボール、この二つを組み合わせてバーのように丁寧につくり、楽しんでほしいと考えました」と話す。それぞれの茶葉を漬け込んだジンやウォッカ、ウイスキーなどにトニックや炭酸水を合わせる。多くの茶葉は、松木氏が働いていたお茶メーカーである京都・宇治の「森半」ものを使用。角氷を使い、うすはりグラスに注いだバークオリティの一杯だ。

生ビールは、こちらも松木氏ゆかりの志賀高原ビールから。樽生では「ドラフトペールエール」(800円)を入れるほか、ボトルでも異なる銘柄を5品(700円~)。日本酒は冷酒や燗酒、ひやを10品(半合500円~)ほど、バランスよくラインナップする。

同店が推奨するのは、「反復横跳び呑み」。「初めての来店であれば、まずはお茶ハイボールで喉をうるわし、一息ついたところで生ビール。そのあとは日本酒へいき、お茶ハイボール、ビール、日本酒を反復しながら楽しんでほしい」という、松木氏の遊び心ある提案だ。

フードは「お酒のアテ」の位置づけ。「主役はあくまで酒、それに寄り添う品を念頭にラインナップしています。季節感を意識しつつ身体にやさしい素材を中心に、また、地元である大阪や、お茶メーカーの営業時代を過ごした京都、志賀高原ビールの長野、両親の故郷であるという鹿児島といった、今までゆかりのある土地の美味しいものを取り入れるようにしています」と松木氏。「ポテサラに半熟卵と酒盗マヨ」(500円)、「あさりと蓮根の春巻き」(700円)、「鶏レバーのオイル漬け」(600円)などの一品料理から、「里芋と美桜鶏のスパイスカレー」(900円)といった〆の品、「焼ききつねブルーチーズ」(500円)などの濃い味わいで酒の進む酒肴まで取り揃える。

「いくらの醤油漬けのせ冷奴」(700円)。いくらは自家製で仕込むなど、シンプルに見える品も丁寧に仕込んでいる

豚ひき肉を使った「シウマイ2個」(500円)は、修業先の「酒肆一村」と同じレシピで作る品。「酒肆一村」のお客が訪れることもあり、喜ばれるという

店舗データ

店名 酒と茶と 襤褸(らんる)
住所 東京都墨田区向島2-10-11

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アクセス 押上駅から徒歩10分、曳舟駅から徒歩12分
電話 03-5637-8266
営業時間 16:00~22:00
定休日 水曜
坪数客数 15坪8席
客単価 5000円
オープン日 2022年7月7日
関連リンク 酒と茶と 襤褸(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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