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横浜・野毛に「魚乃福」がオープン。海鮮居酒屋「魚真」で5年店長を務め独立。鮮魚と水炊きを主軸に、野毛随一の「落ち着ける店」を目指す

4月29日、横浜を代表する飲み屋街・野毛に「魚乃福」がオープンした。オーナーの松井真一氏は、シン(東京都世田谷区、代表取締役:加世井眞次氏)が展開する海鮮居酒屋「魚真」を経て独立。メインはもちろん、旬の魚と、松井氏の故郷・福岡の味である水炊き。約600軒の飲食店がしのぎを削るはしご酒街、野毛において、上質な料理とサービスを提供し、「1軒で完結する店」を目指す。


直感で、自分の名前と同じ字を含む「魚真」へ入社

桜木町駅から日ノ出町方面へ続くディープな飲み屋街、野毛に誕生した「魚乃福」。どちらかというと雑多で、ガヤガヤした雰囲気の店が多いこの街において、落ち着いた雰囲気でゆったりとした時間が過ごせる稀有な店である。

店主の松井氏は、海鮮居酒屋「魚真」出身。出身地・福岡の調理師専門学校を経て同店を運営するシンへ就職、神泉の「4番サード魚真」では5年間に渡り店長を務めた経験を持つ。「魚真」を選んだ理由を尋ねると、「自分の名前にも含まれる、“真”の字が使われていたから、それだけなんですよ」と人懐っこい表情を見せる松井氏。「特に魚とジャンルを決めていたわけではないのですが、天ぷらや焼き鳥のように、一つのジャンルに特化した店で専門的な知識や技術を身に着けたいと思って就職先を探していたときに見つけたのが『魚真』でした」。専門学校時代から独立は視野に入れており、当初は3年ほど働いてから別の店でも修業を、と考えていたが、奥深い魚の世界にどっぷりとはまり込み、最終的には約12年間勤務。その間に多くの先輩スタッフが卒業し、独立開業する姿を目にしてきた。

休日のたびに街を歩いてはリサーチし、どこで独立をするか思案していたという松井氏。ある日、偶然訪れた土曜日の野毛の様子に圧倒され、この街でやってみたいと思ったという。「僕が来たのは昼の2時頃です。コロナ禍にもかかわらず、まっすぐ進めないほど人がいっぱいで、この街はちょっと特殊だなと思いました。そういえば物件が出ていたはずと検索したら、目の前にこのビルを建てているところでした」。そんな運命的な出合いもあり、空中階の物件ではあったが、これだけ人通りがあるなら勝負できるかもしれない、と出店を決める。野毛には「魚真」出身者が出店していないことも決め手になった。2軒、3軒と店をはしごする人が多い野毛において、あえて腰を据えて飲む店を目指し、内装は黒を基調にし高級感を演出。酒器や食器なども上質なものを選んだ。「デザイナーさんには、『野毛にない店』とオーダーしました。野毛では浮いていると思いますが、いい意味で目立つ店でもあるんです」。魚を通じて“幸福”と、故郷の福岡を感じてほしいという願いを込め、店名を「魚乃福」とした。

店を構えるのはビルの2階。道行く人からも見えるよう、大きな看板を掲げた

ゆったりと配置したカウンター席。このほかテーブル席も用意する

店舗データ

店名 魚乃福(うおのふく)
住所 神奈川県横浜市中区野毛町1-37-1第4竹内恵比寿ビル 2F

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アクセス 横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」南2出口から徒歩2分
JR根岸線「桜木町駅」から徒歩3分
JR根岸線「関内駅」から徒歩6分
京浜急行本線「日の出町駅」から徒歩10分
電話 045-309-8639
営業時間 火~金17:00~24:00(L.O.23:00)、土日祝16:00~24:00(L.O.23:00)
定休日 月曜
坪数客数 10坪19席
客単価 6000~7000円
オープン日 2022年4月29日
関連リンク 魚乃福(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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