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岡山発の餃子専門店「餃子世界東京」が水道橋に開業。皮も餡も手作りの本格餃子がウリ、音楽やアートなどイベント要素を盛り込み、リアルなコミュニケーションの場に

1月8日、水道橋に「餃子世界東京」がオープンした。運営は密友(ミーユウ/岡山県岡山市、代表:守屋直記氏)で、アパレル出身で音楽やアートにも造詣が深い守屋氏が岡山市内に開業した「餃子世界」の東京進出店となる。餃子と音楽を掛け合わせた社交場で、「餃子が本格的でおいしい」と通うファンも多数。冷凍せず毎日仕込み、注文を受けてから包んで焼くこだわりのスタイルが特徴だ。さらに音楽やアート、ファッションイベントなども仕掛け、積極的な交流を生み出す場づくりに取り組んでいる。


身近な餃子がつなぐコミュニケーションの場

大学や専門学校が多い学生街でもあり、古書店やレコード店なども立ち並ぶ水道橋エリア。その一角に、ちょっと変わった餃子専門店「餃子世界東京」が誕生した。腰をかがめなければ入れない小さな扉を開けると、音楽に身をゆだねつつ餃子を楽しむお客の姿が見える。同店は岡山の「餃子世界」のグループ店で、独自のコンセプトが他の餃子専門店との差別化につながり評判に。2020年には住所非公開・会員予約制の形で東京に出店したのち、2022年1月に現在の場所へ移転。誰でも立ち寄れる形へとリニューアルオープンを果たした。

「『餃子世界』の餃子は皮も餡も手作り。冷凍餃子にはないおいしさを楽しんでもらおうと注文が入ってから包んで調理します。ただ、自分としては『飲食店』というよりは『飲食店の営業許可を持っている社交場』という認識です」と話すのはオーナーの守屋直記氏。身近な餃子を軸に、アートや音楽、ファッション好きな人たちがリアルにコミュニケーションできる場を作るのが目的だと言う。

守屋氏は大学進学を機に岡山から上京し、地方商店街の分析をテーマに景観や空間デザインについて学んだ。卒業後は故郷・岡山に本社を構えるアパレル企業、ストライプインターナショナルに入社。東京でマーケティングや広告業務に3年ほど携わったのち、新規事業のため岡山へUターンすることになる。守屋氏は「岡山ではアートイベントやフードフェスの立ち上げ、運営などに奔走していました。充実していましたが、このまま仕事の都合で岡山に居続けることに疑問を感じてきたんです。岡山の友人はもちろん、東京で知り合った人たちとも一緒に取り組めるような面白い仕事がしたい。まずは岡山で地盤を固め、30歳までには東京進出を目標に起業を決めました」と話す。

水道橋駅東口から徒歩3分、三崎神社通りの一角に立地。茶室のにじり口のような小さな扉が面白さを呼ぶ。「茶室の中ではすべての人が平等。」という戦国時代の茶人、千利休の教えに習っているそう。餃子世界の中では肩書きや身分を捨てて様々な人たちが交流して欲しいとの守屋氏の考え方から設計した

店舗データ

店名 餃子世界東京(ぎょうざせかいとうきょう)
住所 東京都千代田区神田三崎町2-2-13

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アクセス 水道橋駅東口から徒歩約3分、神保町駅から徒歩10分
営業時間 17:00〜24:00
定休日 日曜
坪数客数 約10坪+地下スペース、スタンディング15名程度
客単価 2000~3000円
運営会社 密友合同会社
オープン日 2022年1月8日
関連リンク 餃子世界東京(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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