学芸大学に「びゃく」がオープン。渋谷「酒場きんぼし」に続く2店舗目、秋田野菜のおばんざいや鮮魚に加え、米や出汁にもこだわった大人の隠れ家酒場

40歳になって改めて思い描く「自分が行きたい店」。落ち着いたエリアで隠れ家風の造りを意識

好調につき、当然、次なる店舗も見据えていた池上氏。「スタッフも育ち、やりたいことも次々と浮かびましたが、それを実現するには店が手狭になってきた。『酒場きんぼし』のオープン時、36歳でしたが、その時は『20代30代の僕が行きたい店』を作りました。そこから4年が経ち40歳になりますが、次は『40代50代の僕が行きたい店』を作ろうと。若い人だけでなく、大人も落ち着ける店を目指しました」と話す。

物件はおよそ2年前から渋谷に加えて中目黒や学芸大学など『酒場きんぼし』から離れすぎず、かつ飲食マーケットに勢いのある街で探していたという。巡り合ったのが学芸大学の同物件。「学芸大学と言えばこことは反対の駅東側のエリアが盛り上がっているイメージがありますが、落ち着いた雰囲気がむしろ良いなと。2階であることも隠れ家的な造りにしやすく好都合でした」と池上氏。

店内はカウンター席をメインに、入口手前には立ち飲みスペース、奥はテーブル席で様々な用途に対応。物件を探す際は「30坪以下、スタッフ３～４人でまわせてお客様の一人一人の手元が見える」（池上氏）規模で検討した

店舗データ