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渋谷に「花街ノ酒場 TORA(トラ)」がオープン。アメリカ・サンフランシスコ帰りの店主が「世界から見た日本」をテーマにアメリカの和食店を逆輸入


アメリカの和食店の人気メニューをインスパイヤ。オーガニックや自然な食材も取り入れる

店づくりのテーマは「Modern Japanese」、「海外の人々から見た日本・東京」。「日本人が思う東京」ではなく「海外の人が思う東京」を表現するために、店のつくりや料理には、和のテイストをメインにしつつ、肩肘はらずに過ごせるよう、カジュアルさも醸し出している。内装は白壁に木の設えといったシンプルで温かみがある色づかいの中に、自身が描いたアートやミニ盆栽などのアクセントを追加。「家にいるような安心感を演出したくて」と、アメリカの家庭で見られる大きな木造りのカウンターも設置した。さらに、風水の知識も身に着け、店内の方位に合わせて水回りや火の元の造作を配置する手の込みよう。「気の流れというのも、すごく大事だと思うんです。お客さまが店に入った瞬間から場の空気の良さを感じてもらえたら」と、語る。

料理は、アメリカの和食店で学んだメニューを、濱田氏流にアレンジ。中でも現地でポピュラーだという「ハマチのハラペーニョ黄花蘿蔔(ルッコラ)」(1180円)、「トロしめ鯖のサラダ」(980円)、栄養剤を使わず飼育された牛を炭火で焼いた「USハラミの串焼」(620円)などが看板だ。「海外では、牛や豚などは放牧しながら自然な草を飼料にして育てるのが主流。有機栽培の野菜も多く取り入れられている。自然な食材を大切にする考えに対して、日本はまだまだ遅れていますが、当店はその考えを大切にしたい」。ほかにも「西洋オーガニック野菜の浅漬け」(550円)、「自家製揚げたてさつま揚げ」(520円)、「辛牛尾の刀削麺」(950円)など、軽いつまみから締めのごはんものまで幅広いレパートリーの品が20種以上並ぶ。中には「賄い」(950円)というメニューも。「品書きひとつでも、お客さまとの会話のきっかけになれば」と、濱田氏は語る。

「USハラミの串焼」。「日本はオーガニックな食材についてはまだまだ後進」と語る濱田氏。料理の食材はなるべく自然食材を使用する

店舗データ

店名 花街ノ酒場 TORA(トラ)
住所 東京都渋谷区道玄坂2-19-10

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アクセス 渋谷駅より徒歩5分
電話 03-5422-3278
営業時間 18:30〜翌5:00
定休日 無休
坪数客数 15坪14席+立ち飲み4名程度
客単価 4000~4500円
オープン日 2021年10月14日
関連リンク 花街ノ酒場 TORA(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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