飲食店・レストランの“トレンド”を配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム」

ヘッドライン

学芸大学に「ポップガストロノミー レインカラー」が開業。ワイン食堂、大衆酒場に続くレインカラー3店舗目、ガストロノミーの世界観を大衆酒場に落とし込み、新しい食文化を提案


イギリスの「ガストロノミーパブ」をヒントに、新しい食文化「ポップガストロノミー」の普及に努める

手島氏がこのコンセプトのヒントにしたのは、イギリスの「ガストロノミーパブ」だという。「料理が不味いと言われるイギリスで、ここ10年ほどで食文化のレベルが上がっている。その要因のひとつにガストロノミーパブがあると言われています。パブは、日本で言うところのイギリス版大衆酒場。パブの気軽さにガストロノミーを融合させたガストロノミーパブによって、裾野が広がった。それに倣って『ポップガストロノミー レインカラー』では、美食を大衆の枠で追及する“大衆美食道”をテーマにしています」と話す。

設計・デザインは、代々木上原や池尻大橋の「ランタン」、神泉の「イゴールコージー」など人気酒場も手掛けた北原貴光氏が担当。デザインのみならず、店全体のアートディレクションも担い、手島氏とともに店を練り上げている。店舗デザインは、料理の盛り付ける皿をまず決め、そこから着想を広げていったという。皿に合うテーブル、テーブルに合う空間……とイメージを広げていった。地下1階ながらも天井が高く開放的な空間には、10人は着席できる大きなロングテーブルを配置。調理のライブ感が間近に伝わるフラットなカウンター席や、4名掛けテーブルも置く。

手島氏自身も、この業態はまだまだ模索中だという。思い描くイメージをお客に伝えるため、今後、SNSでのブランディングや打ち出し方、メニュー構成などブラッシュアップを重ねていく。「今は小難しい料理も多いので、よりポップに、直感的にわかりやすい品も増やしたいですね」と手島氏。「この店をきっかけに『ポップガストロノミー』という言葉が世の中に広がったら嬉しい。単に価格を落としたレストランではなく、かといってただの大衆酒場でもない。新しい食文化を作っていきたい」と意気込む。

代表の手島義朋氏。学芸大学の人気店「ワイン食堂レインカラー」と「大衆酒場レインカラー」も運営する

(取材=大関 まなみ)

店舗データ

店名 ポップガストロノミー レインカラー
住所 東京都目黒区鷹番3-3-14 Roof B1F

 >> GoogleMapで見る

アクセス 学芸大学駅から徒歩30秒
電話 03-5708-5512
営業時間 17:00〜24:00
定休日 不定休
坪数客数 28坪46席
客単価 3500円
運営会社 株式会社レインカラー
オープン日 2021年9月2日
関連リンク 大衆酒場レインカラー(記事)
関連リンク ポップガストロノミー レインカラー(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集
Copyright © 2014 FOOD STADIUM INC. All Rights Reserved.