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二子玉川の人気店「さかなや かねなり」が奥渋エリアに2号店「神山町 かねなり」をオープン。大評判の魚料理に加えて肉料理も充実、新アイデアの「にぎら寿司」も!

3月24日、渋谷の奥渋エリアに「神山町 かねなり」がオープンした。二子玉川の人気店「さかなや かねなり」の2号店だ。運営するラフメイカー(東京都世田谷区)代表の杉山量紀氏は、老舗鮮魚卸・海鮮居酒屋「魚真」出身。刺盛りを始めとした魚料理を主力にしながら、肉料理も充実させるなどして意欲的な商品開発を行っている。2号店は新アイデアの「にぎら寿司」も提供。「カウンター席の魅力」をより高めた内装も特徴だ。

渋谷駅から徒歩で約10分、駅前の喧噪から離れた落ち着いた雰囲気の奥渋エリアに立地
客席はカウンターのみ。フラットなオープンキッチンで、調理のライブ感がダイレクトにお客に伝わる
上質な魚をお値打ちな価格で楽しめることから、来店客の多くが注文する「刺身盛り合わせ」(写真は1人前)
「雲丹いくらキャビアのパフェ」。ウニ、イクラ、キャビアを贅沢に使い、マグロも盛り込んでいる
海苔の上にシャリとネタをのせ、そのまま海苔を巻かずに提供する「にぎら寿司」。写真のネタは「牛肉の雲丹のせ」
写真中央が代表の杉山量紀氏。左がスタッフの山里盛人氏、右が岡﨑泰介氏

(取材=亀高 斉)


「コロナなんかに負けたくない!」。強い気持ちで2号店

ラフメイカー代表の杉山量紀氏は、繁盛海鮮居酒屋グループとして知られる「魚真」で11年働き、そのうち約5年間は取締役を務めてから独立。2018年11月、二子玉川に独立1号店の「さかなや かねなり」を開業した。同店は、鮮魚卸も手掛ける「魚真」から仕入れる上質な魚を使った商品力の高さに加え、「適度にフランク」な接客でもファンを獲得。「8~9割くらいは名前が分かるお客様」(杉山氏)という地域密着で、開業1年目から18坪・平均月商650万円(客単価6000円)の繁盛を達成した。開業2年目はコロナ禍の影響があったものの、多くのリピーターで賑わう二子玉川の人気店になっている。

独立する時から「最低でも3店舗は展開したい」と考えていた杉山氏は、2号店の物件探しに昨年1月から着手。実際には、それから1年以上経って2号店の出店となったが、予定より遅れたのはコロナ禍が理由ではない。「コロナなんかに自分の人生を邪魔されたくない。自分が思ったことを貫きたい」という強い意志を持っている杉山氏は、昨年中も何度か物件申込を行った。しかし、まだ1店舗の実績しかなかったこともあり、物件競合で負けることが多く、思うように物件が決まらなかったのだ。そうした中、やっと手にした「納得のいく物件」が、今年3月にオープンした2号店「神山町 かねなり」の物件。渋谷の東急百貨店前から小田急線の代々木八幡駅方向に伸びるオーチャードロード沿いにある路面店だ。若者の街と言われる渋谷駅周辺とは異なり、落ち着いた雰囲気が漂う奥渋(オクシブ)と呼ばれるエリアである。「渋谷というビックマーケットで、おなかつ、客単価5000円以上の業態にマッチした大人の街」であることから出店を決めた。

自慢の魚料理を豊富に揃えながら、和牛ステーキ等も提供

「神山町 かねなり」のメニューは、1号店でも大評判の「刺身盛り合わせ」(1人前1500円)を始め、焼魚から煮魚まで、旬の魚介を使った日替わりの魚料理が豊富に揃う。例えば取材時は、単品の刺身が「仙崎 生本鮪」(900円)、「根室 生雲丹」(1200円)、「京都 鰆たたき」(700円)、「千葉 鰹たたき」(700円)等、焼魚・煮魚が「長崎 のどぐろ」(3500円/1尾・塩焼or煮付 ※以下同)、「網走 釣りきんき」(3500円)、「青森 赤めばる」(1500円)、「鹿児島 桜鯛 1000円」等で、他に「春は貝 煮貝盛り」(700円)、「釜揚げほたるいか酢味噌」(700円)、「子持ちやりいか煮」(750円)、「鰻の肝串焼き」(1串400円)等、酒のあてに軽くつまめる魚料理も多彩に用意。入口近くに設けたショーケースに鮮魚を並べ、来店客のテンションを上げる視覚的な演出を行っているのも1号店と同様だ。

さらに、鹿児島和牛を使った「赤身たたき」(2200円)と「赤身ステーキ」(2200円)、「厚切りねぎ塩牛タン」(1600円)、「茹で牛タン」(1400円)、「牛すじ煮込み」(800円)などの魅力的な肉料理も提供。肉料理も充実させている理由について杉山氏は、以下のように話す。「魚業態の新たな展開としては、1万を超える高級路線にする方法もありますが、僕は、それはしたくないんです。〈はい、かしこまりました〉みたいな高級店のサービスは、自分の性に合っていないので(笑)。あくまでも居酒屋でありたい。そのギリギリのラインである6000円~7000円の魚業態での新たな提案の一つが肉料理で、料理のジャンルについても和洋中を問わずに取り入れていきたいと思っています」。

海苔を巻かずに供する「にぎら寿司」はネタが「映える」

「原価が同じでも、見た目を工夫することでもっと喜んでもらえる。だったら喜ばせるべき」という発想で、杉山氏は「映える」メニューも開発している。例えば、「雲丹いくらキャビアのパフェ」(1500円)。高級食材を贅沢に使うだけでなく、カクテルグラスを使ったパフェのような盛り付けでもお客を感激させる。「この商品はファミレスのプリンアラモードがヒント。スパゲッティやハンバーグなど、ファミレスのメニューを自分がアレンジしたら、どんな料理ができるか?という発想でも新商品を開発している」という。また、2号店で新たに提供するのが「にぎら寿司」。海苔の上にシャリとネタをのせ、そのまま海苔を巻かずに提供するスタイルを商品名でも表現した。ネタは「鉄火」(500円)、「トロ鉄火」(700円)、「鮪尽くし」(600円)、「生雲丹」(S700円・L1800円)、「和牛の雲丹のせ」(800円)、「いくらとびっこ」(500円)など10数種類。海苔を巻かないことでネタが「映える」効果があり、お皿を介さず手渡しで直接提供するのも楽しさがある。それでいて、店にとってはすしを握る技術を必要としない秀逸なメニューだ。

一方、ドリンクメニューは、ビールやサワーなど定番のグランドメニューとは別に日替わりの日本酒、ナチュラルワイン、クラフトビール(瓶)を用意。取材時は日本酒が9種類、ナチュラルワインとクラフトビールが各4種類というライナップで、その厳選した品揃えでよりクオリティーの高いお酒を味わいたいというニーズにも対応している。

地元の人に愛される店に。働く自分たちも楽しく笑顔で!

「神山町 かねなり」の規模は10坪・15席で、客席をカウンターのみにしているのが大きな特徴(カウンターの一部は6人掛けの席として利用できる)。フラットなオープンキッチンでライブ感があり、スタッフがお客とコミュニケーションを取りやすい内装だ。カウンターの幅を広めに取り、落ち着いて食事を楽しめる居心地の良さも工夫している。また、カウンターのみにしたのは、人員の配置も考えてのこと。テーブル席があるとホールスタッフを配置しなければならないが、コロナ禍の状況によってはテーブル席がすべて埋まらず、その人員が余分になってしまう。これを防ぐ意味合いもあったのである。カウンターのみにしたことで総席数は減ったが、その分、満足度を高めて1号店よりも少し客単価を上げたい考えだ。

そして、今後の目標については、「まずは、この2号店を繁盛させること」と明快な一言。「地元の人たちに来てもらって、僕たちも楽しく会話をしながら接客できれば」と話す杉山氏の店づくりは、ラフメイカーという社名の通り、「笑顔」や「楽しさ」が何よりも大切なキーワードになっている。

店舗データ

店名 神山町 かねなり
住所 東京都渋谷区神山町11-17 日興パレス渋谷 1F

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アクセス 渋谷駅から徒歩10分、代々木公園駅から徒歩9分
電話 03-6407-0064
営業時間 平日17:00~24:00 日祝日16:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 10坪・15席
客単価 6000~7000円
運営会社 株式会社ラフメイカー
オープン日 2021年3月24日
関連リンク 神山町 かねなり(Instagram)
関連リンク さかなや かねなり(HP)
関連リンク さかなや かねなり(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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