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落合に「HONEYCOMB&HOPWORKS(ハニカムホップワークス)」が開業。ハニービールのパイオニア、新進気鋭ブリュワーが新クラフトビールマーケットを熱くする

クラフトビールのなかのジャンルの一つ、蜂蜜を副材料にした“ハニービール”を専門としたナノブリュワリー&タップルーム「HONEYCOMB&HOPWORKS(ハニカムホップワークス)」が6月20日にグランドオープンした。新宿区と中野区の区界の住宅地、落合から新進気鋭の若手ブリュワー、木下祐斗氏が日本でハニービールのパイオニアとしてクラフトビールの新しい魅力を発信する。

築68年の落ち着いた雰囲気のファサード。住宅地に根付くブルワリーの顔を際立てている
コの字型のカウンターの客席。透明なガラス張りの奥にその存在感を見せる自家醸造所。「出来立てのビールを飲む」醍醐味を演出している
左:「Black Bumblebee」花は白いが蜂蜜は黒いコーヒー蜂蜜。深みのある香りとテイストが際立つ。右:「Boom2」コクのあるテイストでいて飲み易い口当たりだ
木下氏おすすめは「ハニービールで煮込だ自家製炙り煮豚」
ハニービールのパイオニアを目指すブルワー木下祐斗氏

クラフトビールの醸造はアート&サイエンスと語る木下氏

麦芽、ホップ、酵母、水を原材料にして醸造するのがビールの基本。そこへスパイスやフルーツなどの様々な副材料をプラスし、オリジナリティや個性的なテイストのクラフトビール(酒税法では発泡酒に分類)を醸造することが出来る。ハニービールもその例外ではなく蜂蜜を副原料として加え醸造する。蜂が花から摂る蜜はその花の香りを残して甘いテイストを魅力にした蜂蜜は日本を含めて世界に1000を越えるとも言わる種類があると言う。そんな数多くある中から着地をイメージして蜂蜜を選び個性や特徴を際立てたるように独自のハニービール醸造に挑戦するのがJOLLY project(東京都江戸川区)の木下祐斗氏だ。クラフトビールの醸造はアート&サイエンスと語る。「蜂蜜、ホップ、麦汁などの各々の素材の特徴を基に自分が造りたいビールの味やタイプの着地イメージするのがクリエティブの力。そして材料の量や配分から醸造までのレシピを組み立てビールとして造り出すのが科学の技です」と話す。そのストーリーはハニービールの魅力でもあるという。伝統的なビール造りではなく、大胆かつ自由で斬新なビール造りをモットーとするクラフトビールマンの心意気を貫く。

自家醸造所で出来立てのフレッシュなハニービールを楽しむ専門店

木下氏がハニービールに出会い、その魅力を知ったのが醸造所を併設するレストラン、T.Y.ハーバーブルワリー。大学を卒業後に広告代理店に就業するものの飲食業界へ転身した木下氏。クラフトビール好きであったことから人形町のクラフトビール専門店でのアルバイトからスタートだった。そこでクラフトビールへの興味を深め、ブルワーになるべくT.Y.ハーバーブルワリーに職の場を移したのだ。当初はフロア担当だったが、醸造への熱心な思いが認められて醸造部門に移り、本格的なブルワーとしての修行を始めたという。そして7年を経て自家醸造所で出来たてのフレッシュなハニービールを楽しむ専門店となるナノブルワリーを目標だった30歳で創業した。「日本ではハニービールを飲むチャンスはあまりないので、ハニービールを飲む場所を造り認知してもらいたい」とその意図を語る。

温度が上がり変化する味をゆっくりと楽しめるのがハニービール

木下氏が醸造するハニービールは現在5種類。ライチ蜂蜜と高品質ホップの「ザーツ」を使用した「Honeycomb Bullet(ハニカムバレッド)」。コクのあるミャンマー産の蜂蜜とトロピカル系ホップの「モザイク」と「アイダホ7」を使用した「Boom2(ブンブン)」。オレンジ蜂蜜と柑橘系ホップ「カスケード」、「アマリロ」を使用した微炭酸の「White wasp(ホワイトワスプ)」。アルゼンチン産の上質な蜂蜜を使用し、ホップの苦味とアロマを引き出した「Yellow Jacket(イエロージャケット)」。焙煎麦芽の香ばしさとコーヒー蜂蜜の深みが特徴の「Black Bumblebee(ブラックバンブルビー)」だ。「温度が上がり変化する味をゆっくりと楽しめるのがハニービール」と木下氏は飲み方を教えてくれる。サイズはスモールが480 円、レギュラーが820円。3種類をセットにしたテイスティングセットは1000円。8あるタップにはT.Y.ハーバーブルワリーのゲストビールも用意する。他に「自家製ホワイトハニーサングリア」(750円)。「大人のレモンスカッシュ」(680円)などに加え、厳選したイタリアのボトルビール(750ml 3,800円)も揃える。

シンプルにハニービールを楽しんで欲しいからと、フードはあえてツマミ程度の「無塩ミックスナッツ」(300円)や「生ハムとピクルスのクリームチーズ仕立て」(600円)など数点に絞り込んでいる。唯一ボリュームのあるのが「ハニービールで煮込んだ自家製炙り煮豚」(800円)は木下氏自慢の一品だ。

住宅立地でテイクアウトにも注力。ハニーブールの認知向上に努める

東京メトロ東西線の落合駅と西武新宿線の下落合から徒歩で5、6分。JR東中野駅と西武新宿線中井駅からは7、8分。4つの駅が利用できるそのアクセスの高さから今、注目される落合。隣は小学校。廻りはほとんど一般住宅やマンションという住宅地というなかで地域に根付くブルワリーを目指す木下氏。だからテイクアウト(ペットボトル500ml950円、プラカップM800円S400円)にも積極的に行い、日常生活のなかにハニービールを飲む習慣を提案している。現在は酒造免許を申請中のために他の醸造所で仕込みを行うOEMの形をとっており、一回で仕込む量が限られるために5種類を基本としているが売り切れて3種類となることもある。今後は他のブルワリーなどと一緒にイベント開催の企画や卸業も行い、ハニービールの認知を広げたいと考えている。

(取材=にしやま とみ子)

店舗データ

店名 HONEYCOMB&HOPWORKS(ハニカムホップワークス)
住所 東京都新宿上落合2-10-19
アクセス 東西線落合駅、西武新宿線下落合駅から徒歩5〜6分、JR東中野駅、西武新宿線中井駅から徒歩7〜8分
電話 03-6279-3946
営業時間 【水〜金】17:00〜22:00【土日祝】14:00〜22:00
定休日 月・火
坪数客数 12,7坪(醸造所約8坪、客席約4坪)9席
客単価 2500円
運営会社 株式会社OLLY project
オープン日 2020年6月20日
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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