ヘッドライン

秋葉原に「佐賀ふもと赤鶏 酒場髙しな 秋葉原店」が開業。”ご当地酒場“のfun functionからのれん分けで独立したSIT FUNCTION、馬喰町、小伝馬町に続く3店舗目の快進撃!

10月29日、秋葉原に「佐賀ふもと赤鶏 酒場髙しな 秋葉原店」が開業した。ふもと赤鶏をはじめ佐賀の食材を自治体公認で使用し、地域の魅力をPRする“ご当地酒場”だ。焼鳥や地酒を取り揃え、大衆感あふれる店づくりでサラリーマンを中心に人気を集めている。運営はSIT FUNCTION、代表の髙階 隼氏はこの“ご当地酒場”の先駆けとして知られるfun function出身だ。2015年8月、同社の「佐賀県三瀬村 ふもと赤鶏 馬喰町店」をのれん分けする形で独立し、2018年9月には「佐賀ふもと赤鶏 酒場 髙しな 小伝馬町店」も出店。秋葉原店はそれに続く3店舗目だ。

秋葉原のサブ通り、昭和通り沿いに立地。元中華料理店の居抜きでしっかりとした厨房設備が整っていた点が魅力だったという
焼鳥の焼き台を中心に据えた活気あふれるカウンター。この他、店内にはテーブル席も配置されている
おまかせ盛り合わせの「ふもと赤鶏串焼き5本」(750円)
グループ客の宴会にぴったりな「ふもと赤鶏のタッカンマリ鍋」。「〆めん」「〆おじや」(各250円)を追加するのもおすすめ
代表の髙階 隼氏(写真左から2番目)と、元気いっぱいのスタッフの皆さん

(取材=大関 まなみ)


自身が手掛けた業態をのれん分けで独立。既存2店舗は坪月商30万円の繁盛店に

運営のSIT FUNCTION(東京都中央区)代表取締役の髙階 隼氏の飲食業のスタートは、大学時代から。小学生の頃から野球に打ち込みプロを目指していたものの、大学で夢を諦め野球部を退部。時間を持て余すようになり、なんとなく始めたのが大手チェーンの居酒屋アルバイトだった。卒業後は様々な仕事に就くが、26歳で結婚し、子どもが生まれたことで心境の変化が起きたという。「将来、子どもに『お父さんの仕事は?』と聞かれたときに、胸を張って答えられる仕事をしたいと思い始めて……」と髙階氏。独立を目指して飲食店で修業しようと考え、偶然目に入ったのが、“ご当地酒場”として大衆居酒屋を展開しているfun function(東京都中央区、代表取締役社長:合掌智宏氏)の求人だ。「今思えば安易ですが『大衆系の店であれば自分でもできるかもしれない』と入社を決めました」と、2011年、30歳のときに入社した。

髙階氏は、fun functionに入ってすぐ「佐賀県三瀬村 ふもと赤鶏」の業態立ち上げを任され、田町、八重洲、丸の内と店舗展開に尽力。そして2015年8月、「佐賀県三瀬村 ふもと赤鶏 馬喰町店」をのれん分けでオープン、念願の独立を果たす。「『佐賀県三瀬村 ふもと赤鶏』では、佐賀の本当に良いものを提供しているという自負があます。業態作りにあたっては佐賀の人達にもよくしてもらった。多くの人に佐賀の魅力を伝え、佐賀への恩返しをしたいと考え、この業態で独立することにしました」と髙階氏は話す。

2018年9月には条件のよい物件に巡り合い「佐賀ふもと赤鶏 酒場 髙しな 小伝馬町店」を出店。同じタイミングで馬喰町店のリニューアルも実施した。将来の店舗展開を見据え、オペレーションを簡素化しつつ大衆感を強めてよりカジュアルに使える業態へと転換。小伝馬町店の業態もそれに倣っている。現在、馬喰町店と小伝馬町店ではともに業績は好調で、坪月商30万円をコンスタントに保つ繁盛店へと成長している。さらに、FL比率は50%程度で推移し、高い収益性も実現しているという。

将来の店舗展開を見据え、人材確保の観点から秋葉原に出店

秋葉原店の出店は、人材確保の観点から。「馬喰町、小伝馬町は求人をかけても人が集まりにくいエリア。今後も店舗展開を積極的に行いたいと考えていたので、人が集まりやすいターミナル駅に店舗を持ち、人材確保につなげたいと思いました」。そうして見つけたのが昭和通り沿いの同物件だ。

メニューは、ふもと赤鶏をはじめ、野菜や調味料まで佐賀産のものを多く取り入れている。焼鳥は、「もも肉」「ねぎま」「とろ皮」など各種1本150円、「鶏とろ」「はらみ」など一部の希少部位が1本200円だ。「手作り鶏しゅうまい」(1個190円)や、「レバテキ」「ハツテキ」(各490円)などふもと赤鶏を使った一品料理も名物。「玉ねぎ丸焼き」「れんこん焼き」(各490円)など、日替わりで入る佐賀産野菜の炭火焼きもおすすめの品だ。団体向けに「ふもと赤鶏のタッカンマリ鍋」(2~3人前2600円、4~6人前4900円)や、軽いつまみから〆のごはんものまで充実。また、焼鳥の皿に残った脂を一旦下げて白飯に和え、卵黄をトッピングする「アブラメシ」を無料で提供するサービスも好評だ。

ドリンクは、生ビールが「アサヒスーパードライ」(小290円、中490円)、ハイボールやサワーが390円~。焼酎は佐賀産のものが各種490円。酒どころ佐賀の地酒も自慢のひとつで、「東一」「肥前杜氏」(各半号400円、一合790円)、「宗政」(半号450円、一合890円)などそのときどきで揃える。

fun functionで学んだ居酒屋の極意を胸に、さらなる快進撃を目指す!

順調に3店舗を出店し、着実に繁盛店へと成長させている髙階氏。秘訣を聞くと「とにかく元気でいること、お客様を喜ばせることに徹すること!」と笑う。そこにはfun functionでの学びが大きく影響しているという。「fun functionに入る前は、売上を上げることばかりを考えていて、お客様を喜ばせるという発想がありませんでした。社長の合掌智宏さんや当時の上司には、お客様を喜ばせるとはどういうことか?という居酒屋の極意を徹底的に教えてもらったからこそ、今があるのだと思います」。

今後も人材次第で積極的に店舗展開を進めたい考えだ。直営だけでなく、FC展開も視野に入れている。すでに2018年11月にはFC店舗「佐賀ふもと赤鶏 酒場 髙しな 門前仲町店」がオープンし、業績は好調だという。「2020年は直営2店舗、FC3店舗を展開できたら最高ですね。また、私やスタッフの地元色を打ち出したご当地居酒屋も作れたらいいなと考えています」と髙階氏は話す。

店舗データ

店名 佐賀ふもと赤鶏 酒場髙しな 秋葉原店
住所 東京都千代田区神田和泉町1-3-6 エンドウビル 1F

 >> GoogleMapで見る

アクセス 秋葉原駅 昭和通口から徒歩4分
電話 03-5829-6220
営業時間 【月〜金】15:00〜23:30(LO23:00)【土】15:00〜23:00(LO22:30)
定休日 日曜、祝日
坪数客数 14坪30席
客単価 3700円
運営会社 株式会社SIT FUNCTION
オープン日 2019年10月29日
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集