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学芸大学・目黒の人気お茶割り専門店の3店舗目「茶割 代官山」がオープン。国産紅茶を中心とした100種類のお茶割りと100種類のフィッシュ&チップスが名物

12月10日、代官山に「茶割 代官山」がオープンした。学芸大学、目黒で人気のお茶割り専門店の3店舗目だ。運営会社はサンメレ、もともと同社が運営するイタリアン「daikanyama O’KOK」だった場所を業態変更した。国産紅茶を中心に揃えた10種類のお茶と、アルコール10種類の組み合わせで100通りが楽しめるお茶割りと、同じく10種類の魚と10種類の芋の組み合わせで100種類になるフィッシュ&チップスが名物だ。

代官山駅のすぐ横に立地。駅のホームからもファサードが見えるほどの至近距離だ
コの字カウンターを中心に、横にテーブル席も配置。イタリアンから業態変更にあたり、カウンター席を増やすことで酒場らしい雰囲気を強めた
10種類の魚と10種類の芋を選んで100通りが楽しめる「フィッシュ&チップス」。王道の「真鯛」&「男爵芋」(1000円、写真奥)や、「どぜう」&「紫芋」(1100円、写真手前)の変わり種も
お茶割りは日本原産の国産紅茶を中心に10種類と、アルコール10種類からチョイスして100通りを用意。写真は左から「緑のアールグレイ」、「ミルクティー」、「炭酸紅茶」
写真右から代表の多治見智高氏、店長の山上春乃氏、シェフの井上典英氏。多治見氏はデザインや広告業界から飲食店を開業

お茶割りの可能性に着目し、お茶文化の啓蒙を使命にいち早くお茶割り専門店を開業

ハイボール、レモンサワーに次ぐトレンドドリンクとして注目されているお茶割り。それにいち早く目を付けたのがサンメレ(東京都杉並区)の代表取締役、多治見智高氏だ。多治見氏は1990年生まれの29歳。大学卒業後、2014年4月、突然の成り行きにより飲食未経験ながらも「daikanyama O’KOK(ダイカンヤマ オーコク)」を開業。店は軌道に乗り、その後2店舗目の可能性を模索する中でお茶割りに着目した。「ハイボールからレモンサワーにトレンドが移り変わる中、それらと同様に、昔から酒場にあるものにアレンジを利かせて若者にも訴求できるアイテムはないだろうか?と考えた際に浮かんだのがお茶割りでした。もともとお茶が好きで、幼少の頃から急須で抽出したお茶を飲んで育ってきたんです。お茶と言えばペットボトルのものを飲む人が多いですが、丁寧に抽出したお茶の美味しさを知ってほしかった」と話す。

学大は8坪で月商300万円、お茶割りトレンドの先駆けに

こうして2016年9月、学芸大学に「茶割」を開業。茶葉とアルコールをそれぞれ10種類から選べて100通りが楽しめるお茶割りを打ち出した。加えて、鶏の部位とフレーバーも各10種類を組み合わせて100通りになる唐揚げも名物として用意。開業から1年ほどはお茶割りというアイテムにピンとくる人が少なく苦戦したものの、2017年夏頃、雑誌のお茶割り特集の取材を受けたところから知名度は徐々に向上していったという。TV番組にも多く取り上げられ、次第に人気店に。好調につき、2019年3月には目黒に「茶割 目黒」も開業。学芸大学は8坪、目黒は15坪だが、現在、どちらも月商300万円ほどを売り上げ、今やトレンドとして定着しつつあるお茶割りの先駆けとして存在感を放っている。

2019年には、銀座の「re:Dine GINZA(リダイン ギンザ)」や、神泉の「ツカノマフードコート」のシェア型飲食店内にてポップアップショップも運営したところ、想像以上に好評を得た。この業態のポテンシャルを感じた多治見氏は「daikanyama O’KOK」の業態変更によって3店舗目となる同店をオープンさせることに決めた。

前店舗の良さを生かしながら業態変更、名物フィッシュ&チップスをバージョンUP

約5年に渡り運営してきた「daikanyama O’KOK」には常連客も多かったため、同店の良さを残しながら業態変更を行った。「茶割 代官山」の目玉商品として用意した「フィッシュ&チップス」は、「daikanyama O’KOK」の名物だった真鯛と男爵芋のフィッシュ&チップスをベースに、魚と芋を各10種類から選べるようバージョンアップしたものだ。魚は、「サバ」「アジ」から「どぜう」「アンコウ」の変わり種まで10種類を用意。芋は、シンプルな「ナチュラル」「シューストリング」「ラティスカット」などのジャガイモのカット方法のバリエーションから、「里芋」「長芋」「サツマイモ」「紫芋」まで10種類。お客が好みの組み合わせを選べ、価格は700~1300円。

加えて、サイドメニューに前菜やサラダ、パスタなど20品ほど用意。「daikanyama O’KOK」の閉店時、人気メニュー投票を行い、上位のものを中心にラインナップしている。

お茶割りは”お茶のスタートアップ“TeaRoomと日本原産の国産紅茶を中心にセレクト

既存店のお茶割りの選べるお茶は、緑茶や抹茶などを揃えていたが、今回は紅茶を中心に用意した。「フィッシュアンドチップスがイギリス発祥の食べ物なので、同じくイギリスつながりで」(多治見氏)という着想だ。“お茶のスタートアップ”としてお茶に関する事業を展開するTeaRoom(東京都渋谷区、代表取締役:岩本 涼氏)とともにお茶をセレクト。日本原産品種の国内産の紅茶のみにこだわり、「和紅茶」「茎茶」「緑のアールグレイ」などシンプルに茶葉を味わえるものから、「レモンティー」「ミルクティー」、炭酸水に水出し用茶葉を漬けこんで抽出した「炭酸紅茶」などのアレンジティーまで10種類を揃える。アルコールは「宝焼酎」「ジン」「ウイスキー」「カシス」「ヨーグルト酒」など10種類。これらを組み合わせて100通りになる。価格は組み合わせにより450~700円。

その他、タップで「アサヒスーパードライ」(600円)と「COEDO 白~shiro~」(900円)を用意。加えて、COEDOのクラフトビールがボトル各種800~1000円、各種ソフトドリンクを揃える。

店内も業態変更にともないリデザインした。もともと4席だったカウンターを拡張し、カウンター13席と5~6名のスタンディングに変更。「“お茶割り=酒場のドリンク”なので、酒場らしいコの字カウンターを配置。キッチンに面した席を最大限に増やしたかった」と多治見氏。

今後は同業態を50店舗展開が目標。2020年には大阪にも出店

オープンから間もないが、早速、既存店のファンを中心に連日にぎわいを見せている。今後もこの業態を広げ、将来的には全国に50店舗を展開したい考えだ。早速、2020年には大阪に出店が決まっている。「都内に加えて、まだお茶割りの認知度が低い地方にも展開したい。東京ではお茶割りの認知度は徐々に上がってきたと感じていますが、それ以外ではまだまだ。関西が、ちょうど僕らが1店舗目を開業した2016年くらいの感覚がします。そういった場所で『茶割』を展開することで、お茶やお茶割りの文化を発信していきたいですね」と多治見氏は話す。同社では2019年10月には中目黒に会員制レストラン「OND(オンド)」も開業している。「茶割」業態と並行し、様々な業態に挑んでいく意向だ。

(取材=大関 まなみ)

店舗データ

店名 茶割 代官山
住所 東京都渋谷区恵比寿西2-21-15代官山ポケットパーク102
アクセス 代官山駅から徒歩1分
電話 03-6416-3211
営業時間 【火〜金】11:30~15:00、 18:00~23:30【土・日】15:00~22:30
定休日 月曜
坪数客数 15坪28席+スタンディング5~6名
客単価 4000円
運営会社 株式会社サンメレ
オープン日 2019年12月10日
関連リンク 茶割 目黒(記事)
関連リンク 茶割 代官山(Facebook)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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