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第五世代・菊池氏率いるSunriseが「シハチ鮮魚店 川崎店」をオープン。北海道の雄、ラフダイニングとのコラボで、川崎の街がもっと面白くなる!

11月20日、川崎駅から徒歩4分の場所に「シハチ鮮魚店 川崎店」がオープンした。運営は、川崎でドミナント展開する、29歳の菊池厚志氏が率いるSunriseが運営。もとは同社の「炉ばた家 ○銀」だった場所を、北海道で飲食店を展開するラフダイニングが展開する「シハチ鮮魚店」ブランドに業態変更した。

川崎・銀柳街通り沿いの雑居ビル4階。空中階だがファサードを路面に押し出している。チェーン店が並ぶ中、洒落たデザインが存在感を放つ
店内は写真のカウンターの他、テーブルや小上がりを配置。メインフロアとは別途、貸切にも使えるテーブル席の部屋も用意する
刺盛の「市場直結5点盛」。北海道を模したオブジェを添えて見た目にも楽しい一品
うに、いくら、かにを溢れんばかりに盛った「ぶっかけ寿司」も人気メニューのひとつ
代表の菊池厚志氏(写真左)と、ラフダイニング代表の大坪友樹氏

(取材=大関 まなみ)


“川崎にないもの”を創ってきたSunriseが、今度は他地域の魅力を川崎で伝える!

運営のSunrise(神奈川県川崎市)は、川崎出身で現在29歳の菊池厚志氏が率いる気鋭の飲食集団。「川崎の街を面白くする」をモットーに、川崎で「串揚げ とろろ鍋 華金」、「鶏とワイン HANABI」、「鮮魚と炉端焼き 魚炉魚炉」を展開。地場に根付いた店づくりを実践している。

同社は2018年11月、川崎駅前の商店街、仲見世通りに「炉ばた家 ○銀」をオープン。炉端を中心とした総合型居酒屋だった。「ラフダイニングとの出会いがあり、業態変更することにしたんです」と代表の菊池氏。

ラフダイニング(北海道札幌市、代表取締役:大坪友樹氏)は、「港町酒場もんきち商店」など札幌市内を中心に9店舗を展開。漁港から直接買い付けする鮮魚が自慢で、自店で使用するほか、市内の他の飲食店にも卸している。同社が札幌で営業する「シハチ鮮魚店」に来店した菊池氏は魅了され、「この店を川崎でやりたい!」と大坪氏に申し出たという。

「当社のミッションは、川崎の街を面白くすること。そのためにはどうしたらいいかをずっと考えていました。今までの店づくりでは、川崎の街にないものを自分達で新しく創り出してきた。今度は、他の街にある魅力的なものを川崎に持ってくるのはどうだろう?と考えたんです」と菊池氏。「僕が食を通じて楽しいと思うのは、いつも地方に行って地場のものを食べた時。『シハチ鮮魚店』で鮮魚を食べた経験もそのひとつです。ラフダイニングは、”北海道、札幌を世界一魅力的な町に“というモットーを掲げていて、僕らに通ずるものを感じました」。当初FCに乗り気でなかった大坪氏だが、菊池氏が思いを伝え、晴れて「炉ばた家 ○銀」の業態変更というかたちで「シハチ鮮魚店 川崎店」をオープンすることとなった。

北海道の魅力を丸ごと味わえるラインナップを用意

メニューは札幌の「シハチ鮮魚店」に準拠。ラフダイニングから仕入れる北海道ならではの鮮魚が自慢だ。必ず注文してほしいのが、刺盛の「市場直結5点盛」(一人前780円)。旬の鮮魚を盛り合わせる目玉商品だ。「北海道以外ではなかなか見かけない秋鮭も。サーモンとは違った旨みが楽しめます」と菊池氏。かに、いくら、うにをこぼれるほどに盛った「ぶっかけ寿司」(999円)、「和牛うに軍艦巻き」(一貫480円)のインパクトメニューから、「北海道しろ貝風呂」(880円)、「北海道のかすべひれ 極厚生干し」(780円)、「羅白直送 希少 どすいかのから揚げ」(570円)など、現地以外ではなかなかお目に掛かれない、知られざる北海道の鮮魚を使った品も提供する。「角ハイボール専用ザンギ 塩レモン」(2人前580円)、「北海道民の愛するジンギスカン」(780円)の肉料理ももちろん揃い、北海道の魅力がてんこ盛りのラインナップだ。

ドリンクもフードと同様、北海道をテーマにしたものが多数。「ご当地サワー」は「カツゲンレモンサワー」(590円)、「函館ガラナサワー」(590円)など。全国各地のウイスキーのハイボール(580~680円)や、焼酎ハイボール(各種480円)も用意。日本酒は北海道の蔵元から直送の「二世古」(680円)と「上川大雪」(780円)の他、490円均一で提供する全国の地酒も揃える。

ファサード効果で集客は上々。来年初夏には博多業態の出店も

オープンから1週間ほどだが、集客は順調だ。「ファサードを見て来店されるフリーのお客様が多いです。チェーン店が立ち並ぶ中で個店らしさを打ち出し、目立つようにしました。『北海道』というキーワードに惹かれて来る人も多いですね」と菊池氏は話す。

来年初夏には次の新店舗もオープン予定だ。「シハチ鮮魚店 川崎店」の斜め向かいの40坪を取得し、業態は検討中だ。さらにその後はそば業態や海外進出も構想中。軸は変わらず、川崎の街を面白くすること。「三軒茶屋や学芸大学のような、個店が並ぶ街が好きなんです。チェーン店の多い川崎ですが、僕らで店を増やし、一部は独立支援で譲渡などして、街に個性ある個店を増やしていければ。そうやって、川崎の外食をもっと盛り上げていきたい」と菊池氏は意気込む。

店舗データ

店名 シハチ鮮魚店 川崎店
住所 神奈川県川崎市川崎区砂子2-6-11 保栄ビル4F

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アクセス 川崎駅から徒歩4分
電話 044-221-3017
営業時間 17:00~24:00
定休日 無休
坪数客数 50坪90席
客単価 4000円
運営会社 株式会社Sunrise
オープン日 2019年11月20日
関連リンク 魚炉魚炉(記事)
関連リンク 和ビストロ HANABI(記事)
関連リンク Sunrise(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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