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27歳の若手経営者が川崎の街を変える 「和ビストロ HANABI」が導く未来

ヨーロッパの街並みに迷い込んでしまったような外観で、女性からの人気も高い
テーブル席だけでなくカウンター席もあり、お一人様のニーズにも対応する
「牛フィレとフォアグラの和ッシーニ」(1780円)など、フォトジェニックで原価度外視のメニューも揃う
女性はもちろん、グループ客からの人気も高い「活オマール海老のスパイス焼」(1780円)
Sunriseの代表取締役・菊池厚志氏(写真左)と同店のスタッフの方々。互いの信頼関係の厚さが、同社の組織力を強くしている

2011年を境目として日本の総人口が減少しているにも関わらず、川崎市は全国の主要都市の中でも急激な勢いで人口を増やし続けている。人気タウン化した武蔵小杉駅の躍進だけでなく、川崎駅周辺でも「ラゾーナ川崎」といった商業施設やマンションなどが次々と誕生し、人口の流入が著しい。2017年4月には人口が150万人を超えて、全国で6番目に多い神戸市に迫る勢いだ。全国的にも注目度が高まる同市の玄関口・川崎駅から徒歩6分ほどの場所に、また街を盛り上げていく飲食店が誕生した。それが6月1日にオープンした「和ビストロ HANABI(ハナビ)」だ。運営するのはSunrise(サンライズ 神奈川県川崎市、代表取締役 菊池厚志氏)。川崎駅周辺でドミナント展開する同社にとって、同店は「肉巻き野菜串 華火」と「とろろ鍋 串揚げ 華金」に続いて3店舗目の展開になる。

同店のコンセプトは「和ビストロ」の名前通り、居酒屋とフレンチの融合だ。「ラチッタデッラ」というイタリアのヒルタウンをモチーフにした施設内に入っていることもあり、外観・内観はヨーロッパの街角の酒場をイメージして作っている。しかし、店内のテーブルは座席をあえて近くして、居酒屋のような賑わい感の出現を狙う。今回の店舗に込めた想いについて、代表の菊池氏は次のように話す。「当店のターゲットは若い女性です。まだまだ川崎はチェーンの勢いが強くて、個店の力が弱い傾向があります。そのため若い女性が飲みに行くとなると、チェーンしか選択肢がないというケースも珍しくありません。ただ個店だからこそ、サービスやスタッフの力などで、飲食の楽しさを伝えていくこともできます。そうした方々が酒場の魅力に触れる場所を作りたいと思って、当店をオープンさせました」。

菊池氏は川崎市生まれ、川崎市育ちの27歳。実家がそば店であったため、幼い頃から飲食の世界には触れていたが、父親が朝から晩まで働く姿を見て同じ仕事をしたいとは思わなかった。しかし、実際に飲食店で働いて、接客の面白さに気が付く。そして将来的な独立を見据えて、20歳の頃、本格的に飲食の世界に飛び込む。ただリアルテイストの「串亭 横浜店」でノウハウと自己資金を貯めて独立を検討していた時、氏の運命を変える人物に出会う。それが型無(神奈川県川崎市、代表取締役 矢野潤一郎氏)の矢野氏だ。「馬肉料理と蒸し野菜 型無夢荘」に感銘を受けて、委託店舗の運営をするため、先輩と一緒に会社を設立。そこで経営面と人としての在り方などを学んでから独立した。一店舗目は駅から10分ほどの8坪の店舗だったが、見事人気店に育て上げて、川崎のマーケットを広げる。現在、NPO法人居酒屋甲子園の理事も務めており、若手経営者の中でも同氏に集まる期待感は高い。

同店のメニューも、“和とフレンチの融合”というコンセプト通りの内容になっている。同社のこれまでのノウハウを詰め込んだ、鉄板で焼き上げるフレンチ野菜串では「ズッキーニ ~チーズバジルソース~」(150円)や「トマト ~バジルソース~」(200円)、「どんこしいたけ ~ミートソース~」(300円)、「アスパラ ~温卵添え~」(350円)などがラインアップ。また、「牛フィレとフォアグラの和ッシーニ」(1780円)や「岩海苔とシラスの和ヒージョ」(780円)、「フレンチ肉じゃが」(680円)といったフォトジェニックなメニューも人気を集めている。

ドリンクはワインを使ったメニューが豊富に用意されており、「カーディナル」(500円)や「キティ」(500円)といった「ワインカクテル」やオレンジ・マンゴー・マスカット・グレープの4種類が全て900円で楽しめる「フローズンサングリア」が揃う。この他にも、自然派ワインに力を入れており、「ジョセフ・ロッシュ・メルロー15」(2500円)や「ゴッサム・シャルドネ」(3000円)など、赤・白で16種類ほどの銘柄が並ぶ。ビールとブドウジュースをかけ合わせた「麦ぶどう」(600円)も見逃せない。

5年で5業態5店舗。これが独立をした時、菊池氏が掲げた目標だ。根底にあるのは「川崎をより良い街にしていきたい」という想い。そのビジョンに共感して、現在、多くの若い人材が氏のもとに集う。現に、同店の店長は25歳の若手が担う。こうした背景を踏まえて、氏は今後のビジョンをこう語る。「川崎は歴史がある街で、スポーツや音楽、映画とたくさんの魅力であふれています。そこに飲食という要素も加われば、川崎がより豊かな街になっていくのではないでしょうか。これからも新しいブランドを開発し続けながら、飲食を通して、街つくりに貢献していきたいと考えています」。少なくとも2030年までは人口の増加が続くと言われている川崎市。それに伴って、街の変化もまだまだ続くだろう。次世代の川崎市を作るため、菊池氏の力はさらに必要とされていく。

(取材=三輪 ダイスケ)

店舗データ

店名 和ビストロ HANABI(ハナビ)
住所 神奈川県川崎市川崎区小川町4-1 ラチッタデッラ
アクセス JR川崎駅東口から徒歩6分
京急本線京急川崎駅中央口から徒歩8分
電話 044-230-2470
営業時間 17:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 16坪 50席
客単価 3200円
運営会社 株式会社Sunrise
オープン日 2017年6月1日
関連リンク 和ビストロ HANABI(FB)

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