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着物姿が雅な26歳女将が切り盛りするネオ小料理屋「おさけと小料理 non」が高円寺に開業。和モダンな店内で、四季折々の日本酒&素朴な日替わり酒肴を提供


カウンター7席の小さな空間で、気軽な日本酒の楽しみ方を発信

大塚氏は1人で切り盛りすることを前提に、5坪程度の広さを想定して物件を探した。そこを起点に業態とメニューも決定、自身が好きな日本酒をメインに定める。接客に力をいれるため、料理は仕込みに時間をかけ、注文後に手間をかけず提供できるものを中心に揃えて、オペレーションを簡略化。加えて、「和食」や「割烹」と銘打つよりお客が気軽に足を運べるよう、業態は「小料理屋」と謳った。さらに、若者も多い高円寺で、老若男女幅広いお客を取り込めるよう、モダンでほどよい抜け感の内装。一般的な小料理屋像との差別化をしつつ、接客は着物姿で行う。「ちゃんと着物を着ていると、それだけで少し雰囲気が締まりますよね」と、小料理屋が持つ雅な風情も忘れない。

揃えている日本酒は20種以上で、食事に合わせやすい純米酒に限定。仕入れ先の酒屋に出向き、相談して決める。ラインナップは頻繁に変わるが、基本は大塚氏が惚れ込んだ酒を、それに合う惣菜とともにおすすめ。お客と楽しみを共有するスタイルだ。大塚氏のお気に入りは長野の「九郎右衛門」(1000円)で、酒蔵に赴いたこともある。そのほか、「上喜元」(800円)や「くどき上手」(800円)、「鍋島」(1000円)などの名だたる日本酒が並ぶ。「今まで日本酒が苦手だったというお客様が『これなら飲める!』と言ってくれて、この業態にして良かったと感じました」と、開店間もなく好評の様子だ。また、「瓶ビール」(サッポロ赤星・アサヒ 各700円)や「明るい農村」、「おこげ」、日本酒で知られる「七田」の吟醸酒粕焼酎(各700円)などの本格焼酎。「お茶ハイ」、「レモンサワー」(各500円)、「竹鶴ハイボール」(700円)など、日本酒以外のメニューも豊富。日本酒好きでなくとも楽しめる品も用意している。

肴は、「あじ南蛮」(500円)や「お豆腐屋さんの冷奴」(400円)、「甘酒からあげ」(500円)などの定番と、日替わりメニューで構成。「わらびの煮物」(400円)や「ハラミポン酢」(500円)、ナス揚げびたし(400円)など、日本酒に合う素朴な家庭料理を中心に、呑兵衛好みの品ぞろえでお客の心をつかむ。

「まずは入る物件の大きさから考えました」と、大塚氏。お客へのパフォーマンスの向上を重視し、4.5坪カウンターのみの物件を選んだ

定番の「あじ南蛮」と日替わりの「モツ煮込み」(400円)。酒の肴にぴったりの料理だが、「ごはんセット(白米・味噌汁)」(500円)を合わせることで定食需要にも応える

大塚氏お気に入りの九朗右衛門と菊鷹。「私はどちらかというと燗酒の方が好みで」と、カウンターには燗器も埋め込まれている

 

店舗データ

店名 おさけと小料理 non(のん)
住所 東京都杉並区高円寺南3-16-21

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アクセス 高円寺駅から徒歩13分、新高円寺駅から徒歩3分
電話 03-5929-9948
営業時間 【月~金】16:00~23:00、 【土日祝】14:00~22:00
定休日 不定休
坪数客数 4.5坪 7席
客単価 5000円
オープン日 2019年6月9日
関連リンク おさけと小料理 non(FB)
関連リンク おさけと小料理 non(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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