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ローマ発のカフェ「ボンドルフィ ボンカフェ」の新業態、魚が主役のイタリアン「ボン ペッシェ パワード バイ ボンドルフィ ボンカフェ」がGEMS茅場町にオープン

茅場町駅から2分。GEMS茅場町の1階の目立つ立地にある。気軽に入りやすくテラス席がまた解放感ある雰囲気となっている
海辺をイメージした店内の壁には手書きのポップが。カジュアルでありながら清潔感があり居心地のいい空間となっている
おすすめの「魚介の旨みが凝縮されたイタリア風ブイヤベース」(2400円/2人前)。魚はその日に仕入れた鮮魚を使用する。(写真の鮮魚はメジナ、4人前)

「オマール海老超濃厚アメリケーヌソース リングイネ」(2400円)、「キノコのマリネ~にんにくローズマリー~」(540円)、「タコとセロリのレモンマリネ」(600円)。他にも和をイタリア風にアレンジした変わり種の料理もあり、料理長の思いが詰まった料理が色々楽しめそうだ
ボン ペッシェの店長榎亮一氏(写真右から2番目)と料理長の野口純氏(写真右から3番目)、スタッフ一同。さわやかなユニフォームと明るい笑顔でお客を迎えてくれる

(取材=浜口 恭子)


日比谷線、東西線が乗り入れる茅場町駅。1日の平均乗降者数2路線合わせると約39万人にもなり、付近にはオフィスビルが立ち並ぶ。「ボンドルフィ ボンカフェ」を企画・運営するボネリート(東京都渋谷区、代表取締役:酒見健一氏)は、魚が主役の新業態「ボン ペッシェ パワード バイ ボンドルフィ ボンカフェ」(以下ボン ペッシェ)を、3月16日、茅場町にグランドオープンした。出店場所は茅場町駅から徒歩2分の好立地に出来た新ビル、野村不動産が運営する飲食ビル、GEMSシリーズ6棟目となるGEMS茅場町の1階だ。

ボネリートが展開する「ボンドルフィ ボンカフェ」は、イタリアのローマで生まれ、地元の人に160年以上愛され続けている老舗ロースターだ。2014年、代官山にオフィシャルカフェを開業したことで日本初上陸し、みなとみらい、日比谷、赤坂、六本木に店舗を構え、現地でローストして空輸したコーヒー豆を使用する本格的なコーヒーが飲める店として話題となっている。そんな「ボンドルフィ ボンカフェ」の新たな挑戦となるのは、魚介をメインとしたブラチェリアスタイルイタリアンだ。炭火焼きだけでなく、その日の気分に合わせて食べ方をセレクトできるので、何度でも訪れたくなるお店だ。店長の榎亮一氏に経緯を聞くと「茅場町という場所柄、築地市場が近く、新鮮な魚が手に入りやすいことがあり、魚介類に目を付けました。当店が目指すのは居酒屋に寄せて親しみやすさを持たせたカジュアルなイタリアンバールです。リーズナブルで美味しくて身体に良いものを提供できるよう仕入れにこだわり、すべての料理に魚介を取り入れているのが特徴です」と答えてくれた。また、「フレッシュ」「バイオーダー」「スピーディー」「コミュニティ」、この4つのキーワードをもとに、常に来客をもてなす気持ちをモットーとしている。店内の入り口付近のカウンターのショーケースには鮮魚がずらりと並び、まるでイタリアの市場を思わせる。またお客に新鮮な食材を見せることで安心感を与え、カジュアル過ぎない大人の雰囲気も作り出している。

料理長は北イタリアを含め、長年にわたりイタリアンで修行した野口純氏。前菜は11品をそろえ、「炙り明太子のポテトサラダ」(540円)は、居酒屋の定番つまみであるポテサラを、同店なりにイタリアンテイストを加え、アレンジした一品。また、「魚介のラズベリー風味南蛮漬け~エスカベッシュ~」(580円)は、ほのかにラズベリーが香る上品な味わいだ。パスタは4品。「オマール海老の超濃厚アメリケーヌソース」(2400円)は、オマール海老1匹を豪快に使い、オマール海老の殻から出た出汁が名前通り超濃厚なソースとなりパスタによく絡む。同店の一番のおすすめである「魚の旨みが凝縮されたイタリア風ブイヤベース」(魚の種類は日替わり、2400円/2人前)は、魚介の旨みをギュッとスープに凝縮し、榎氏が「必ず食べていただきたい」と話す自慢の品だ。残ったスープに〆として「雲丹味噌焼きおにぎり」(600円)を合わせるのがおすすめだそう。グランドメニュー以外にも本日の日替わりを用意し、メニューにない料理もお客のリクエストにより調理可能。まさに「バイオーダー」の嬉しいサービスだ。ランチは日替わりメニュー5品を提供。

ドリンクはソムリエでもある榎氏の選りすぐりの南イタリアワインがウリだ。グラスは赤ワイン・白ワインが各5種ずつそろえ、500円~。ワインボトルの種類も豊富で、1900円~9800円の価格帯で20種類以上を幅広く常備している。他にはイタリアのビール「ペローニ ナストロアズーロ」(700円)、ウィスキー各種、焼酎、日本酒、カクテル、さらに昨今のレモンサワーブームに合わせ「自家製リモンチェッロで作ったイタリアンレモンサワー」(600円)も用意し、バリエーション豊かな品揃えとなっている。もちろん、「ボンドルフィ ボンカフェ」の本格的なコーヒーもいただける。

店内はコの字の作りになっており、入口付近はバンコスタイルになっている。奥に進むとテーブル席が並び、南イタリアの海辺のレストランをイメージしたという店内は、床はシチリアから直接仕入れたタイルが敷き詰められ、白壁に手書きで描かれた魚介達のイラストが愛らしい。オープンスタイルの窓を開けると開放感あふれ、ウッド調のテラス席はリゾート感が味わえる。マリンルックのユニフォームのスタッフの中にいると、都内にいながら異国の地にいるような幻想に浸れそうだ。

榎氏は「魚介にこだわったイタリア料理をご来店頂いたお客さまに『新しい発見』を提供したい。そしてサクッと楽しめるバンコは2件目のお客さまにも楽しんでいただけるよう仕事が終わった一日の締めの一つとしてボン ペッシュがありたい。人と人との間に『当店の料理(魚)』があればという想いで、料理やサービスを提供していきたいです」。また「カジュアルでありながら大人の女性が来店しやすい空間にしたい」とも熱く語ってくれた。榎氏は前職はレストランのマネージャーをしていたこともあり、気遣いも細やかだ。そのサービスが人と人を繋ぎ、同店の掲げるキーワードのひとつ、「コミュニティ」への構築に繋がるのかもしれない。今後も「ボンドルフィ ボンカフェ」ブランドの店舗展開をしていきたいとも語ってくれた

店舗データ

店名 bon pesce powered by bondolfi boncaffē(ボン ペッシェ パワード バイ ボンドルフィ ボンカフェ)
住所 東京都中央区新川1-1-7 GEMS茅場町1F

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アクセス 茅場町駅、4b出口から徒歩2分
電話 03-6262-8484
営業時間 【平日】11:00~23:00(LO22:00)、【土日祝】15:00~22:00(LO21:00)
定休日 定休日 不定休
坪数客数 35坪68席(店内60席、テラス8席)
客単価 ランチ1000円、ディナー3500円
運営会社 株式会社ボネリート
オープン日 2018年3月16日
関連リンク bondolfi boncaffē
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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