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代々木公園で人気の日本酒バルの2号店「Gift 食堂 阿佐ヶ谷」が、3月27日オープン。和と洋の融合で新たな日本酒の魅力で話題を集める

昭和風なガラリ戸に紺色のれんを下げた和モダンな店は商店街で新鮮なオーラーを放っている
おしゃれなこの字カウンターの左奥はカウンターから続く形のテーブル席となっている
菊鷹とおでん3種盛り。左よりジュワジュワ厚揚げ、トロトロ千葉産大根、北海道産じゃがいも
松尾と炙り焼き野菜の3種盛り。ハーブソルトと山椒味噌を添えて
Gift食堂 店舗統括の香山成寛氏

(取材=にしやま とみこ)


代々木公園で人気の日本酒バル「Gift 食堂」を運営するHousebar TOKYO株式会社(東京都渋谷区、代表取締役 本田貫二氏)が3月27日、JR中央線阿佐ヶ谷駅南口のパールセンター商店街に2号店となる「Gift 食堂 阿佐ヶ谷」をオープンさせた。コンセプトは「日本酒や日本の野菜を通して、日本文化とコミュニケーションを次の世代へと繋いでいく、誰もが気軽に集える食堂」。オリジナルソースが特徴の洋風おでんと、地方の農園から直送される旬の地方野菜の炙り焼き料理などを合わせ、日本酒の新しい魅力を楽しませてくれる。

昭和29年から続く東京七大祭りの一つ「七夕飾り」で有名な阿佐ヶ谷パールセンター商店街は、なんと800年近く前にすでに街道として形成されていたという古い歴史を持つ。JR中央線阿佐ヶ谷駅南口前から青梅街道まで700mもあり、東京で2番目の長い距離を誇る。アーケードが覆う商店街には日常品を扱う商店やアパレルショップ、飲食店など200店以上も軒を連ね、一日中多くの人で賑わっている。そんな商店街の中程、かつて文房具屋であったという昭和の古民家をリノベーションしたのが「Gift食堂」だ。

全面を木枠にガラスというガラリ戸にし、短い紺色ののれんを下げたエントランスからは、コの字カウンターのモダン和風の店内が通りからも見える。スタッフが常にお客と目線を合わせ、コミュニケーションをよりスムーズにさせるため、あえてキッチンサイドを下げるなど、細部まで人と人の繋がりが意識されている。

揃える日本酒は、全国区的な銘柄や人気銘柄ではない「光武」、「松尾」、「菊鷹」といった馴染みの少ない銘柄も多い。そこには「地方やその地域だけで飲まれているような、隠れた美味しい一本を紹介したい」と考える店舗統括の香山成寛氏の思いがある。そのために、積極的に地方の酒屋と情報交換などを行っている。オンメニューされる20種類ほか、ストックを含め常時40種類以上を置き、なくなり次第新しい銘柄へと入れ替える。ワイングラスで提供される日本酒は4勺380円〜/8勺680円〜とサイズを選べる。他にサワー、カクテル(480円〜)、ワイン(グラス480円/ボトル2980円)、焼酎(580円)などアイテムを絞り込んで揃えている。

合わせる料理は、洋風出汁とオリジナルソースで楽しむ洋風おでんと、シンプルに味わう野菜の炙り焼きがおすすめとなっている。洋風おでんは「薫るポルチーニ茸のクリームソースで味わうトロトロ大根」(180円)、「大葉風味の和風餡で味わうじゅわじゅわ厚揚げ」(230円)、「白胡麻を利かせた芳醇トリュフオイルソースで味わうふわふわ白はんぺんの海老しんじょ」(280円)など数種類のソースと旬のおでんネタを用意する。もう一つのおすすめメニュー「炙り焼き野菜」では、季節の野菜や各地の農園から届く珍しい地方野菜を、日替わりで用意する塩、自家製の味噌などのオリジナル調味料で日本酒とともに楽しめる。他に「静岡県直送の鯖のみりん干し」(680円)、「厚切り豚ロースのハーブステーキ」(880円)などしっかりと肉、魚料理まで揃う。

地域に密着し長い歴史を持つパールセンター商店街の中で「しっかりと根づき、商店街を盛り上げていきたい」と香山氏は今後のスタンスを考えている。モダンシックな和風の環境と新しいスタイルで日本酒文化を啓蒙する同店。商店街の新風となっていくことに期待される。

店舗データ

店名 Gift食堂(ギフトショクドウ)
住所 東京都杉並区阿佐谷南1-34-12

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アクセス JR中央線 阿佐ヶ谷駅徒歩4分
東京メトロ丸の内線 南阿佐ヶ谷駅より徒歩3分
電話 03-5913-7781
営業時間 17:30〜23:30
定休日 不定休
坪数客数 15坪・23席
客単価 3000円
運営会社 Housebar TOKYO(ハウスバートウキョウ)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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