ワインをカフェのような空間で楽しむ「Wine Cafe(ワインカフェ)」(直営4店舗、ライセンス16店舗)、日本のお酒とおばんざい「ワインカフェ 月」、炭火焼き鳥とワイン「串焼き わか」を展開するワインカフェカンパニー(東京都大田区、代表取締役 東浦眞也氏)の新業態「Wine Shop Grand Bois(ワインショップ グランボワ)」が、大森に1月9日オープンする。同店は「街のワインセラー」をコンセプトにした、角打ち利用もできるワインショップで、購入したワインは同社系列店に持ち込むことが可能となる。場所は、大森駅東口の線路沿いにある「Wine Cafe Omori 別邸」の隣という好立地だ。
同社の直営店5店舗のうち4店舗(「Wine Cafe Omori」「Wine Cafe Omori 別邸」「ワインカフェ 月」「串焼き わか」)は、大森北1丁目でドミナント展開をしている。カジュアルに楽しめる“均一価格”(2980円、別邸は2480円)のワインが安心感を与え、回遊してくれる客が多数だという。「日々の営業の中で、お客様から『ハレの日利用の特別な(もっと高価な)ワインをおいて欲しい』『ワインの選び方が分からないので贈答用のワインを選んで欲しい』『ワインをどこで買ったらよいかわからない』といった声を耳にする機会が多くなりました。ただ単にお客様の要望を受け入れるだけでは、ワインの価格を1つの“均一価格”に限ってきたコンセプトにズレが生じてしまいます。そこで、『大森の人たちに、あってよかったというものを掘り起こして行く』というミッションのもと、お客様の願いを叶えるべく誕生したのが同店です」と代表の東浦氏。
「ソムリエがコンシェルジュとなり、安心してワイン選びの相談ができるワインショップを展開することで、気軽に1杯からでもワインに触れられる機会を増やし、お客様の幅を広げられる店にしたいです」と東浦氏は話す。取り揃えるワインは、「近隣のワインショップにあまり置いていないもの」や「メジャーでないもの」、「既存店に置いていないもの」で100種ほど、価格帯は1000円台~9000円台。購入したワインは、近隣の直営店で持ち込みが可能となる。持ち込み料は、3000円以上の価格であれば無料、それ以下のワインは価格に応じて500円~1500円で持ち込みが可能。また、日替わりで赤白各3種類ほどを「グラス」(300円~)で提供し、角打ち利用も可能にする。さらに、新しい試みとして「カップ容器」に入れたテイクアウト販売も250円(150ml)で行い、コーヒーを買うような感覚で、気軽な家飲みも1杯から実現させる。
そのほかに、ワインに合わせて、チーズも気軽にトライできるように、15種類ほどの世界のチーズを揃える。1カットALL150円で提供することで、チーズをもっと好きになってもらうことを目指す。店内でワインとともに楽しむことも、その場でカットし、テイクアウト用の容器に入れて持ち帰ることも可能とした。さらに、顧客管理ができるレジを導入することで、客の購入履歴をスタッフ間で共有し、次回来店時のアフターフォローがしっかりと行なえる体制を整え、客の“軸”をつくるという。そうすることで、どのスタッフが対応しても、ひとりひとりの顧客に合ったワイン選びの手伝いが可能となり、安心感へと繋がっていくのだ。
今回の「Wine Shop Grand Bois」の出店により、酒販免許を取得し、オンライン販売開始の準備も行なっている同社。「まずは、輸入業者とタッグを組むことからはじめ、将来的には自社でワインを輸入する免許を取得し、既存店で提供するワインのクオリティをもっと上げて行きたいです」と東浦氏。ライセンス店オーナーが1本からワインを購入できれば、ライセンスのメリットも増える。また、事業の幅が広がれば、必然的にスタッフの活躍できる場所も増えていく。企業としての機能を強化し、魅力ある会社となることを目指す東浦氏の今後の展開にも注目だ。
店舗データ
店名 | Wine Shop Grand Bois(ワインショップ グランボワ) |
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住所 | 東京都大田区大森北1-7-3 |
アクセス | JR京浜東北線 大森駅から徒歩1分 |
電話 | 03-5763-5258 |
営業時間 | 12:00~22:00 |
定休日 | 日祝 |
坪数客数 | 5坪 スタンディング席あり |
客単価 | 500円~ |
運営会社 | 株式会社ワインカフェカンパニー |
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