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47都道府県の純米日本酒飲み放題システムで大人気の上野「粋酔」が2号店「純米酒専門 粋酔 日本橋東京店」を7月14日、日本橋にオープン

オフィスビルの地下。落ち着いた看も大人の隠れ家をイメージする
壁に設えた日本酒のディスプレイ棚。並ぶ一升瓶のラベルがシックな空間を彩る
蔵元との厚い信頼関係が醸す特別仕様の日本酒も
人気の「ジューシーつくね焼き金華寺味噌のせ」
左:店長の栗林悠氏、右:利酒師の稲村亮太氏

(取材=にしやま とみ子)


47都道府県、全国全ての純米日本酒を揃えた「粋酔 上野店」(オーナー 市場聡一郎氏)が待望の2号店「純米専門 粋酔 日本橋東京店」を日本橋にオープンした。高島屋百貨店からほど近いオフィスビルの地下に居を構え、東京駅までも歩ける距離にある同店は、日本のビジネス中心地、大手町、丸の内をターゲットエリアにする。2013年10月にオープンした上野店には、大手町、日本橋エリアに仕事場があるビジネスマンも多く通うことから、そのニーズを実感しての出店となった。

約105種類揃えた日本酒はグラス100ml、560円、燗酒は250mlで1400円の大胆な均一価格。それだけでも話題であるが、揃える全ての日本酒が飲み放題となるシステムが上野店でブレークし、人気となっている。飲み放題は、いろいろな種類の酒を呑む事ができ、さらに価格もお得といった嬉しいシステム。そんな高コストパフォーマスの飲み放題システム自体をコンセプトとしたスタンスが新しい日本酒スタイルとして注目されている。

同店の飲み放題システムには2つのタイプがある。一つは料理がアラカルトで選べるタイプと、お任せ料理が付き、事前予約(3日前)が必要なタイプだ。一つ目の料理が選べるタイプは飲み放題自体が2時間2900円と2時間半3450円。但し、必ず4500円、5000円以上となるように料理を注文するのが条件。二つ目のお任せ料理が付くタイプは3コースある。7100円10品と6100円9品のグランドメニューにない季節の刺身が付くという豪華版が2つ。(それぞれ価格は1人前で3人から)。気軽で人気が高いのが5100円8品のものだ(価格は1人前で2人から)。時間は基本2時間であるがプラス550円で2時間半まで延長可能だ。あえて無制限としないのは、日本酒を多く飲んで欲しいと同時に、あくまでも日本酒を楽しく飲んで欲しいからとの想いが込められている。

47都道府県から揃えた100種類以上もある日本酒は、同じカテゴリーであってもどれとして同じテイストはなく、その作り手の想いや奥深さを改めて実感する。なかには蔵元の特別仕様という同店でしか飲めない貴重な銘柄も手軽に楽しめるとあり、コアな日本酒ファンはもとより初心者までが口コミを基に訪れ、その多くの人がリピーターとなるという。しっかりと日本酒専門店としての実力があってこその飲み放題なのである。ほかに、焼酎(麦、米各1種類)、梅酒(1種類)、生ビール、ウーロン茶も置く。

料理は日本酒を引き立てる味わいのグランドメニューに、旬の素材で季節感を意識した月替わりメニューも用意される。グランドメニューは、「ほたるいか姿干し」(700円)、「ジューシーつくね焼き金華寺味噌のせ」(1個250円 2個500円)。「蓮根のきんぴらクリームチーズ和え」(500円)、「こだわり豆腐としらすのサラダ ゆず醤油ドレッシング」(800円)、「冷やしぶっかけうどん」(600円)など。酒肴の一品から〆まで揃えているので、1軒目はもとより、2軒目使いの店としても気軽に立ち寄れる。

オフィスビルの地下に構える店は、どっしりとし落ち着いた雰囲気の大人の隠れ家的な雰囲気。シーティングはテーブル席とボックス席で、まさにグループ利用に適し、空間までもが日本酒の飲み比べを楽しませる。他業種出身の市場氏だからこその視点と発想が、独自的な飲食スタイル、飲食ビジネスを構築するのだろう。今後さらに展開が期待される同氏である。

店舗データ

店名 純米酒専門 粋酔 日本橋東京店
住所 東京都中央区日本橋3-7-10 タンペイ日本橋ビル B1

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アクセス 東京メトロ日本橋駅より徒歩3分
電話 03-3273-4011
営業時間 月~金 17:45~23:00、土(月2日営業)17:30~22:00
定休日 日祝
坪数客数 33坪 60席
客単価 5300円
関連ページ 粋酔 上野店(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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