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ジー・フィールドの「八十郎」ブランド5店舗目は黒毛和牛の炭火焼き!「炭火ワインバル 八十郎 新富二丁目」が4月17日、新富町にオープン

窓や天井から薪や木炭がカーテンのように飾られたユニークな店は、フランスで出合った家をイメージ
木目を基調とした店内には、シャンデリアのような照明や暖炉がある
国内最高ランクの「常陸牛」をフレッシュな状態のまま備長炭でシンプルに焼き上げる
和牛コンビーフとイチゴのクレソンサラダ など、厳選した食材を使った料理
おいしいワインを気軽に楽しんで、というマネージャー久米氏 (左奥) をはじめとするスタッフたち

(取材=長谷川 敏子)


地下鉄新富町駅から徒歩2分、銀座からも築地からも近く、お洒落なワインバルが集まる新富エリアに、4月、またひとつ個性的な店がオープンした。「炭火ワインバル 八十郎 新富二丁目」は、ジー・フィールド(東京都中央区、代表取締役:原田智昭氏)の「ワインバル 八十郎」ブランド5番目の店である。木目を基調とした店内には、シャンデリアのような照明や暖炉があり、窓や天井からは薪や木炭がカーテンのように飾られている。このユニークな内装は「僕が以前、ワインの勉強のためフランスを旅した時に訪れた家庭のイメージを具現化しました」と話すのは同店のオーナー、原田氏だ。おいしいワインを気軽に楽しみながら、非日常を味わってほしいという、原田氏の思いが込められた店である。
この店のメイン料理は、生産者との縁があって仕入れているという茨城県「常陸牛」の炭火焼きだ。「サーロイン」(1680円)、「イチボ」(1480円)、「シンタマ」(1280円)、「本日2種盛り合わせ」(1980円)など、A4やA5の国内最高ランクの牛肉をフレッシュな状態のまま備長炭でシンプルに焼き上げ、国産の天然本山葵と海藻から採ったこだわりの塩を添えて提供している。この他にも「和牛コンビーフとイチゴのクレソンサラダ」(790円)、「海老と京都九条葱のアヒージョ」(590円)など、厳選した食材を使った料理が楽しめる。
同系列店のワインはグラスで490円~、ボトルで2500円~とリーズナブルだが、クオリティが高いことに定評がある。自らもソムリエの資格を持つ原田氏は「生産者が一生懸命作っていて、安くておいしいワインは世の中にたくさんあります」と自信を持って語っている。このほどスペインでワインの生産者に出会い、自社輸入で約4400本を仕入れることになったが、その本数が同社なら2ヶ月程度で売り切れるというほどの人気ぶりだ。
実はこの店から徒歩2分の場所に、連日満員という系列店「東京ワインバル 八十郎 築地店」がある。この至近距離に新たに出店したのは、「仕込みを共有化させるなど、店の生産性を高めることができるかどうか」というドミナントのトライアルの意味もあると原田氏は言う。オープンから2ヶ月余りが経ち、まだ生産性向上は確認できていないというが、原田氏にとってはうれしい誤算があった。それは近距離に出店したにもかかわらず、築地店の売り上げが前年よりアップしていることだ。築地店は予約で満席になることが多いため、入店できなかった客が新富店に来店するなど、「お客さまが回遊してくれている」(原田氏)と、早くも近距離出店の良い効果が出ているようだ。
店舗数を拡大する理由について原田氏は「企業力をつけるため。店舗数が増えて仕入れが安定すれば、お客さまに還元できます」と話している。大手外食チェーン出身の原田氏はチェーン店理論の合理性を理解しつつ、「店を増やしてもクオリティは落としません」と語っており、今後のカギは人材育成、教育体制だという。大きな構想は頭の中にあるようで、「富士山の頂上は見えているが、そこまでの道のりをどうするか。自分たちが正しいと思ったことを1つずつやるだけです」と目を輝かせた。ますます人気の高まる同社の今後に期待したい。

店舗データ

店名 炭火ワインバル 八十郎 新富二丁目
住所 東京都中央区新富2-5-10

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アクセス 地下鉄 新富町駅から徒歩2分
電話 03-6222-8456
営業時間 ランチ  11:30~14:00
ディナー 17:30~23:30
定休日 日・祝
坪数客数 20坪 48席
客単価 4000円
運営会社 株式会社ジー・フィールド
関連リンク ジー・フィールド
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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