全品290円均一の破格プライスで生マッコリと、ガッツリ系&ヘルシー系のコリアンフードが満喫できる韓国酒場「韓無量」が目黒駅東口に2月22日オープン

アジア系飲食店が比較的多い目黒駅エリア。その東口の大通りから1本入った道沿いに、煌びやかで大きな看板がひときわ目立つ韓国酒場「韓無量」が2月22日オープンした。経営は、韓国の酒造メーカー麹醇堂（クッスンダン）の日本法人で酒の輸入販売を手がけるBSJ（東京都中央区、代表取締役：金鐵氏）。同社は、2012年9月、錦糸町駅近くのロッテシティホテル4階に本場韓国料理店「Korimaru（コリマル）」を開業しているが、今回の新店舗は、よりカジュアルに韓国の食文化を伝えながら飲んで食べてもらえる韓国風居酒屋を目指したスタイルとなる。

「リーズナブルな価格で、韓国のお酒を飲みながら、いろいろな物を気軽に食べられて、多くの人に来店してもらえる店を作りたかった。そこで、日本居酒屋協会の相談役の山本浩喜氏にプロデュースをお願いしました」と代表の金鐵（キム チョル）氏は話す。山本氏は敏腕プロデューサーとして知られ、全国で500店舗に及ぶ飲食店のプロデュースを手掛けた人物である。その山本氏と金氏がタッグを組み、破格の『全品290円均一』という店舗が実現した。酒造メーカーである同社は、酒類をとことん安く提供することに尽力し、多くの飲食店プロデュース実績のある山本氏は、良いものを低コストで仕入れるルートを熟知し、人脈を持っている。その両者の得意分野が結びつき、美味しいものをギリギリのチャレンジング価格で提供することができたのだ。

同店のお勧めドリンクは、やはり酒造メーカーである同社ならではの本場韓国酒や生マッコリの数々だ。もち米に高麗人参・甘草など10種類のハーブをブレンドし、「生米発酵法」によりアミノ酸を多く含み二日酔いしにくいという「百歳酒（ペクセジュ）」（ロック・サワー各290円）、ラズベリー本来の新鮮な味と香りを楽しめる上品な酒「名作（ボッブジャ）」（ロック・サワー各290円）などが味わえる。また80億個という乳酸菌が生きている加熱未処理の「生マッコリ（やかん入り）」（290円、フルボトル870円）や、その「生マッコリ」を使った乳酸菌シリーズとして、新鮮なフルーツピューレを使用した「いちごと乳酸菌のお酒」（290円）、「白桃と乳酸菌のお酒」（290円）など低アルコールでヘルシーなドリンクが女性客に人気が高い。この他ビール、ハイボール、ホッピー、カクテル、ワインなど一通りのドリンク類も揃っている。

約100種類ある料理メニューは、一品料理から、韓国鉄板焼き、韓国鍋、〆の食事、デザートまで豊富な品数に圧倒される。その中でも「デジカルビ」「キムチ納豆たまご焼き」「厚切りハムカツ（韓国風ソース）」は人気のメニュー。各テーブルに置かれた専用の鉄板でじっくり香ばしく焼く「サムギョプサル」や「辛コロホルモン」は、ぜひ注文したい一品だ。韓国鍋の「スンドゥブ」「キムチチゲ」や、〆に誰もがオーダーするという「石焼ビビンパ」「冷麺」など、290円均一という価格を疑いたくなるような充実した味を堪能できる。

「消費税アップ後も290円のチャレンジング価格は据え置き、女性客でも入りやすい路面立地にこだわって、多店舗展開の計画を考えている。そしていずれは韓国にこの『韓無量』を逆輸入したい」と今後の展望を語った金氏。4月から始まった消費税引き上げが、飲食業界においては逆風の一つとなっている中で、韓国の食文化をよりカジュアルに、よりリーズナブルに伝えたいという想いで290円という驚異の価格を維持しながら、店舗展開を計画していく同氏から目が離せない。

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