運営する魚金グループ(東京都港区、代表取締役:金原伸吉氏)は、海鮮業態を代表する企業であり、拠点、新橋の顔としても良く知られている。その魚金が新たな業態「びすとろ UOKIN ボン・ポテ」を新橋、柳通りから入った路地に12月3日オープンした。コンセプトは、ノスタルジックな昭和が薫る古民家の環境のなか、大鍋で肉、野菜を煮込むポトフ風のフレンチおでんをカジュアルに楽しむ東京スタイルの大人のビストロ。
昭和チックなガラス戸を開け、まず目に飛び込んでくるのは、カウンター席前の四角い大きな鍋。スープの中には、牛、豚、鶏肉にキャベツ、人参など野菜がたっぷり。どれもザックリと大きくカットされ、ポトフに欠かせない大きなソーセージと一緒に美味しそうな湯気を上げ煮込まれている。カウンター席を抜け、奥、2階のテーブル席へと進むような空間構成のなかで、大鍋が来店客にフレンチおでんをリアルに感じさせる見せ場を作っている。
メニューは、フランスの郷土料理“ポトフ”をベースにした「ボン・ポテ」と呼ぶフレンチおでん。国産牛すね肉の「牛ボン・ポテ」(980円)。国産豚肩ロースの「豚ボン・ポテ」(880円)。国産骨付き日南鶏の「鶏ボン・ポテ」(880円)。牛、豚、鶏肉のいずれかの肉を1種類選び、ソーセージ、野菜(キャベツ、人参)を鉄鍋に盛りつけ、熱々にして提供するのが基本スタイル。ボリュームたっぷりで満足度は高い。基本の肉以外の肉をトッピングし、自分流にアレンジも出来る。鍋には、日替わりで用意した各地からの「季節の野菜」(100円~)や「昔の味卵」(100円~)など。〆は世界最小のパスタ、「クスクス」(200円)。フォンドボーベースにクミンなどのスパイスが効いた旨味たっぷりのスープが残さず味わえる。おでんといえば和辛子であるように、唐辛子ベース、バジルベース、グリーンマスタードの色鮮やかな赤、緑、黄の香辛料が添えられる。魚金名物「海の幸のカルパッチョ」(980円)を筆頭に、グランドメニューのおすすめは旬の素材を味わえる手書きの日替わりメニュー。鮮魚料理は当然として、肉料理まで、フレンチの技が冴える料理はどれも酒に合う。
ドリンクは、ビストロらしいワインに加え、四合瓶の日本酒を揃える。既存の和食業態では、早くからこだわりの日本酒を揃えていた魚金らしさを見せた、新しいビストロスタイルを作っている。グラスワインはスパークリング、白、赤、合わせて8種類(590円~)。ボトルワインの半分は自然派ワインで揃え、価格のボリュームは3000円台。人気銘柄の日本酒も3000円台が中心となる。
仕事帰りに気軽に通えるビストロを目指す、築60年以上の古民家一戸建て「びすとろ UOKIN ボン・ポテ」。同じ路地に構えるカジュアルさが人気の洋食業態1号店「びすとろ UOKIN」、白いテーブルクロスが本格的な「HANARE」に続く新橋の顔となるだろう。鮮度とボリュームが看板の海鮮居酒屋「魚金本店」を原点に、「活力魚金」などの立ち飲み業態、今のワインバルブームをリードした「びすとろ UOKIN」と、次々に斬新な業態を展開し、常に飲食マーケットを活性化する魚金グループ。洋食業態の8店舗目となる同店と和食業態を合わせ現在26店舗。新橋エリアから渋谷、中央線エリアと出店地も広げている。飲食マーケットをリードする注目の企業である。
店舗データ
店名 | びすとろ UOKIN ボン・ポテ |
---|---|
住所 | 東京都港区新橋4-6-5 |
アクセス | JR・東京メトロ新橋駅より徒歩5分 |
電話 | 03-5408-9412 |
営業時間 | 月~金 17:00~23:30 / 土日祝16:00~23:00 |
坪数客数 | 20坪 38席(カウンター8席、テーブル30席) |
客単価 | 4000円 |
関連リンク | 魚金 |
関連ページ | UOKIN piccolo(記事) |
関連ページ | 路地裏魚金(記事) |