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沖縄の料理や食材をフレンチスタイルで!代官山「はいさいキッチン」の姉妹店、琉球フレンチバル「はいさいBLEU」が吉祥寺に9月9日オープン!

白い壁に赤と青のトリコロールが可愛らしいテラス席のある外観
木目を基調とした暖かな雰囲気の店内
彩鮮やか、プルプルした食感「クルールレギュムのグラスアスピック」
沖縄の定番料理ラフテーをフレンチ風にした「ラフテー オ・ヴァン ポムピューレ添え」、写真左は紅イモとイカスミを使った自家製パン
松田店長は「地元密着で一緒にこの街を盛り上げていきたい」と語る

(取材=長谷川 敏子)


吉祥寺駅北口から徒歩3分、2つの大型商業ビルに囲まれた飲食店が立ち並ぶ一角に、琉球フレンチバル「はいさいBLEU(ブル)」が9月9日オープンした。代官山にある「はいさいキッチン」の姉妹店で、「はいさい」は沖縄の方言でHello!の意味。「BLEU」はフランス語の「青」で、沖縄の美ら海や空をイメージさせており、店名そのものが琉球フレンチになっている。白い壁に赤と青のトリコロールが可愛らしいテラス席と、木目を基調とした暖かな雰囲気のカウンター、奥にあるテーブル席からなるこの店は、沖縄出身のシェフ、松田良樹氏が店長を務める。フランス料理の名店、クイーンアリスで修業した松田氏は「沖縄の食材や料理を、フレンチの技法でより美味しく食べてもらいたい」という想いを抱き、この店をオープンした。 沖縄料理は、豚肉を使った煮込み料理や炒め物のチャンプルーなど、大皿の家庭料理をイメージする。しかしフランス料理はその真逆で、少量の料理をソースで飾り、美しく盛り付けるイメージがある。これら2つの料理の良いところを足したこの店の「琉球フレンチ」は、ボリュームがあっても見た目に美しく、食べるとどこか懐かしい味のする料理だ。一番のおススメは「ラフテー オ・ヴァン ポムピューレ添え」(1500円)で、沖縄の定番料理ラフテーをフレンチ風にアレンジしたもの。豚肉を8時間下ゆでした後、赤ワインを入れて2時間じっくり煮込んでおり、余分な脂が溶け出し、口の中でホロリと崩れる柔らかさだ。付け合わせにはゴーヤーなどの沖縄野菜を使っている。この他、ステーキ風ソースで食べる「ソーキのポワレ」(1500円)、岩のりクリームやもずくわさびなどが添えられた「本日のお魚焼」(1400円)、グラスに入って見た目にも彩鮮やか、プルプルした食感の「クルールレギュムのグラスアスピック」(900円)など、いずれも他店ではお目にかかれないようなオリジナル料理が並ぶ。 ドリンクは、オリオンビール樽生(500円)、グラスワイン(500円~)、オリオンビールを使ったオリジナルビアカクテル(550円)の他、沖縄の泡盛を各種そろえており、ドリンクもまさに琉球フレンチといったところだ。また沖縄の柑橘類シークァ―サーを使った「シークァ―サースカッシュ」(500円)、パイナップルを使った「トロピカルジュース」(500円)などのノンアルコールカクテルをはじめとするソフトドリンクも充実しており、ディナータイムだけではなく、吉祥寺を訪れる人々がランチを食べながら一休みする場所としても利用されそうだ。 吉祥寺といえば、飲食店にとって激戦区。そこに出店したのは、琉球フレンチというちょっとかわったオリジナル料理を受け入れてくれる素地がこの街にあったから。そしてこの街に住んだり、ここで働く若者たちに美味しい料理を食べてもらいたかったからだそうだ。オープンから1ヶ月余りが経ち、松田氏は「吉祥寺のお客さんたちは、なじみのお店を持つ人たちが多く、飲食店同士は横のつながりが強いと思う」と感想を話す。姉妹店がある代官山では、周囲に飲食店は多くなかったため、アパレル関連のスタッフが店に客を連れてきてくれたこともあったという。松田氏の人懐っこい人柄ならではともいえる。松田氏は「もっと吉祥寺のみなさんと仲良くなって、地元密着で一緒にこの街を盛り上げていきたい」と今後の目標を語った。激戦区の吉祥寺に溶け込む店となるのか、これからに期待したい。

店舗データ

店名 琉球フレンチバル「はいさいBLEU」(はいさいブル)
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-14 山水ビル 1F

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アクセス JR・京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩3分
電話 0422-20-8131
営業時間 ランチ 11:45~16:00(L.O.15:00)
ディナー18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 無休
坪数客数 14坪 28席(テーブル、カウンター、テラス含む)
客単価 ランチ1000円、ディナー3500円
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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