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「イカセンター」で知られるスプラウトグループが新業態の店舗を仕掛ける。海鮮ワインバル「フレッシュUOBARU(ウオバル)」が水道橋に11月12日オープン!

ワインの木箱のディスプレイがワインバルを主張している。シンプルなシャンデリアがポイント
ヨーロッパ風のタイルのカウンターがバルらしい雰囲気を演出。魚介のポスターを見て、食べる魚はひと味違う
右上より時計回りに、自家製パンの盛り合わせ、「水道橋一番おしゃれなポテトサラダ」、「名物、鬼マッチョ」、珍味の3点盛り
笑顔が印象的な九州男児のシェフ井上遊太氏

(取材=西山 登美子)


東京ドームシティがあることで知られる水道橋は、大学病院や大学のある街としても良く知られる。ドームシティとは反対の東口、駅周辺の通りには多くの飲食店が並び多くのサラリーマンで賑わいを見せる。その多くは典型的な居酒屋である。そんな環境のなかにオープンした立ち飲み「フレッシュUOBARU」は鮮魚料理とワインがリーズナブルに楽しめる、人気のワインバル業態だ。 この店、実は隣接する鮮魚居酒屋「ニュー魚バカ水道橋」と同じ、「イカセンター」などのブランド店舗で知られる、スプラウトインベストメントの新業態となる。活魚、地魚の卸し業をグループ会社に擁し、独自の輸送システムで、獲れたての鮮度を保ったままの魚介を運ぶことでも話題となった同社。高級業態から、カジュアル業態まで、和の鮮魚業態を展開しているが、洋業態、しかもバル業態は初めて。ワインを飲みながら、新鮮で美味しい魚を安く、たくさん食べて欲しいからとオープンさせたという。 キッチンを預かるシェフ、井上遊太氏は地元である福岡の有名ホテルをスタートに、広島県の有名ホテルでも経験を重ねたという。その後、尊敬するイタリアン業態の店で修行し、月島のバルを始め洋食の世界にて研鑽を積んできた。そんな井上シェフは、毎朝館山から直送される鮮魚や野菜などその日の食材を見極め、インスピレーションでメニューを組む。館山から届く素材には高級魚もあり、フレンチ、イタリアンを経験してきた井上氏は、この恵まれたチャンスを楽しんでもいるという。和の食材を使いながらも着地はイタリアンという、オリジナリティ性のある魅力的な魚介料理が並ぶのも頷ける。 店の一押しメニューは、15種類程度、少量、多品質を彩りよくワンプレートに盛り込んだ、「名物、鬼マッチョ」(1500円/ハーフ800円)。ほどよいポーションのスモークした魚など、どれも一手間かけ、見た目も美味しく、楽しい一品だ。また、「活黒むつ1本炭焼き」(1200円)、「館山直送!骨付きスズキ!グァツエット」(800円)、「活金目鯛カルパッチョと柿のマリネ」(800円)、「天然間八のソテー酒盗ソース」(700円)など、本日のおすすめをはじめ、メニューの9割は新鮮な魚介料理という。そして、井上シェフ渾身の「水道橋で一番おしゃれなポテトサラダ」(500円)は必ずオーダーして欲しい一品という。心がけるのはのびしろのある料理で、盛りつけのおしゃれ感にはこだわりを持つ。 グラスワインは定番が泡1種類に赤白夫々5種類。他に、本日おすすめのグラスワインは泡赤白含め6種類と、選択肢は多く、価格は300円~500円。ボトルワインは30種類で2000円~3500円とリーズナブルだ。この他に、裏メニューリストもあるという。〆には、パスタとリゾットを用意しているが、井上氏は「お客様とのトークでオリジナルも作ります」という。それは、彼がなによりも立ち飲み本来の有り様である、店と客、客と客とのコミュニケーションを大事にしているからだ。「広い店ではないので、知らない人同士のコミュニケーションが広がれば」と続け、「ともかく気軽に来て欲しいですね。出来る限りオーダーにも応えたいです」と話す。 ヨーロッパ風のタイル仕上げのカウンターに、ワインの木箱を利用したディスプレイを兼ねたラックがワインバルらしい雰囲気を作っている。内装の一部は会長自らの手作りとか。フロアでサービスを切り盛りするのが社長と、常に現場主義であることが、話題の店を作る所以なのだろう。壁に大きく貼られた図鑑のような魚介のポスターが、また会話を盛り上げる。

店舗データ

店名 フレッシュUOBARU
住所 東京都千代田区三崎町2-10-10 矢崎ビル1F-B

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アクセス JR水道橋駅より徒歩1分
電話 050-3317-2138
営業時間 17:30~23:00
定休日 日祝
坪数客数 6坪・スタンディング18名
客単価 2800円
運営会社 株式会社スプラウトインベストメント
関連リンク スプラウトグループ
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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