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新宿、渋谷などで人気の「Abbot’s Choice(アボットチョイス)」の新店が、6月25日六本木にオープン! 店名を「Shamrock 六本木店(シャムロック)」に変え、パブマーケットの拡大に力を注ぐ!

赤が目を引く外観。外国人が外飲みをする光景がよく見られる
テーブルとカウンターで計65席。食事も楽しめるよう、ベンチシート席も用意する
ドリンクがずらりと並ぶカウンター。8つのタップも豊富なビールを提供する証
ウイスキー、スピリッツは300種類。コアな酒好きにも訴求する品揃えだ

(取材=虻川 実花)


6月25日、六本木外苑東通りから一本入った所に、アイリッシュパブ「Shamrock 六本木店(シャムロック)」がオープンした。運営は、中野や新宿、渋谷、六本木の4箇所に「Abbot’s Choice(アボットチョイス)」、新宿にラウンジバー「BLANC(ブラン)」、六本木にクラフトビアバー「ANT’N BEE(アントンビー)」を展開するDinner Rush(代表:泉一雄氏)。「シャムロック」は、「アボットチョイス」と同業態となるが、より親しみやすい店名にしようと改名。「FC展開を視野に入れたとき、世界的にパブとして認知しやすい名前にしようと考えました」と泉氏は言う。「アボットチョイス」に親しみのある人にも、系列であることが伝わるよう「by Abbot’s Choice」という表記を店名に入れている。 現在のパブ業態を牽引している大手企業と言えば株式会社HUB。洋酒をメインとした、バーよりもカジュアルな使い方ができるパブを広めたことで、日本にもその使い方が浸透してきた。泉氏も「アボットチョイス」をつくるときには、「HUB」を意識したという。「同じことをやっても適いませんので、HUBよりもお酒と食事のクオリティを上げた店にしようと考えました。僕は元々18歳からバーテンダーをしていたので、種類もそうですがクオリティも上げています。また、リストランテ出身のシェフを迎えることで、つまみ以外の食事ニーズにも対応する料理の提供を考えました」と泉氏。より深く練り込んだメニュー構成にすることで、大手との差別化を図ったのだ。 アルコールは、ウイスキーやスピリッツ類を300種と豊富に用意。「シャムロック」では、サラリーマンの客が多いためか、ウイスキーのソーダ割りの注文率が高いという。その他ビールは、生ビール7種類、ゲストビール1種類。常時あるのは、パブの定番「ギネス」や「キルケニー」、「バスペールエール」(各1Pint900円、1/2Pint500円)など。国産は、厚木にあるブルワリー、サンクトガーレンのタップを入れ、その中でビールの種類を定期的に変えるという。各国の瓶ビールは常時80~90種類を揃えている。多品種を入れることで、馴染みのない瓶ビールも飲んでもらえるよう、「スタッフのお勧めビール」の表をメニューに記載し、さっぱり系、黒・濃厚系、ハーブ系と分け紹介。注文しやすいメニュー表をつくった。 料理は先述の通り、リストランテで修行を積んだシェフを採用。例えば、フォンドボーも一から仕込むなど、本格的な調理法にこだわる。また、イタリアからパスタマシーンを入れ、生パスタの提供も行なっている。「料理人には、自分たちがやりたいことを楽しんで働いてもらいたい」との泉氏の考えから、グランドメニューの他に“シェフのオススメ”を用意。オープン時は、限定メニューとして「牛フィレ肉とフランス・ヴェンデ産フォアグラのロッシーニ:マディラワインとスーゴのソース~サマートリュフの香り~」(1580円)など、シェフのスペシャリテを提供し、好評だったという。 現在は、近隣で働くサラリーマンやOLを中心に集客している同店。店頭に設けた樽で外飲みをする人も多く、それが宣伝効果にもつながっているという。今後は「アボットチョイス」と「シャムロック」をメインに、10ヵ月に1店舗の出店を検討中。「HUBのマーケットが今64億。僕が店を立ち上げた7年前は30億くらいだったので倍です。ですので、HUBとの差別化を図ったところでマーケットを広げる余地はまだまだあると思っています」と、泉氏は語る。

店舗データ

店名 Shamrock 六本木店
住所 東京都港区六本木7-13-6

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アクセス 都営浅草線六本木駅より徒歩2分
電話 03-6434-5589
営業時間 15:00~翌7:00
定休日 無休
坪数客数 30坪・65席
客単価 3000円
運営会社 株式会社Dinner Rush
関連リンク Dinner Rush
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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