東京スカイツリータウンの開業に合わせ、駅名も「業平橋」駅から「とうきょうスカイツリー」駅に名称も変わり、400億以上の経済効果が試算され、何かと話題の東京スカイツリーが5月22日に展望台として開業する。その展望台に唯一できるレストランが「SKY RESTAURANT 634(スカイレストランムサシ)」(運営:株式会社東武ホテルマネジメント)である。開業時点で自立式鉄塔としては世界一の高さを誇る東京スカイツリーの展望台にあるということで、“天望”レストランとも称している新日本料理のレストランだ。同店は、「暗闇坂宮下」や「レッドロブスター」などを経営しているセリュックス(代表取締役:大塚啓氏)が昨年夏よりこの企画に加わり、オペレーションを担当し、宮下大輔氏がプロデュースしている。施設そのもののコンセプトである「粋」と「雅」、江戸の伝統と現代のモダンの融合を意識した店づくりとなっている。料理は基本的には「洋」。日本一高い展望台のレストランということから、それにふさわしい、ハイクオリティなレストランを目指す。「ひらまつ」出身の牧村直哉シェフが担当する料理は、開業後当面の間は全てコースで提供する。ランチは「昼膳HIRUZEN」4200円から、ディナーは「夜膳YORUZEN」12600円からで、クオリティの高い料理が楽しめる。千住ネギなどの江戸野菜を活かした「江戸東京野菜と京野菜のポトフ鰹風味のコンソメ仕立て」や「天豆の摺り流し」など、食材に和のテイストを織り交ぜた料理が楽しめる。また、鉄板焼カウンターが8席あり、鉄板焼のコースは18900円からとなっている。さらに、江戸小紋をあしらったメインディッシュの皿など、日本の器にこだわって機能美とデザインをそえた新しさを取り入れている。ワインは銀座にあるフレンチレストラン「ラール・エ・ラ・マニエール」のオーナーでもある、ソムリエの吉岡慶篤氏が監修をする。ワインの種類については、シャンパーニュ7種類・赤ワイン約40種類、白ワイン約20種類を取り揃えている。グラスワインはシャンパーニュ、赤、白各種3種類1000円から、ボトルは5000円からとなる予定だ。展望台行きのチケットはすでに予約が殺到しているようだが、レストランの予約をした人に限っては、1日約200人分の天望デッキ行きの入場券が確保されている。4階のレストラン専用受付カウンターにて予約を確認できると、その場でチケットを受け取り、エレベーターに搭乗、最後に食事の会計と天望デッキ入場券を同時に精算できる仕組みとなっている。しばらくは予約が殺到しそうな“オンリーワン”のレストランとなりそうだ。
店舗データ
店名 | Sky Restaurant 634(スカイレストランムサシ) |
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住所 | 東京都墨田区押上1-1-2 とうきょうスカイツリー内 |
アクセス | 東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅、都営浅草線押上駅より徒歩3分 |
電話 | 03-3623-0634(東京スカイツリーレストラン開業準備室) |
営業時間 | ランチ11:00〜17:00、ディナー17:00〜21:45(L.O.20:00) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 100坪・94席(カウンター8席) |
運営会社 | 株式会社東武ホテルマネジメント |
関連リンク | Sky Restaurant 634 |