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再開発が進み業界注目度が増す中野に、日本酒ファン垂涎の立ち飲み「常蔵」が2月5日オープン! 質の高いレアな銘柄を40銘柄前後、低価格で提供!

居抜きの環境が、新店にはない長い時を経た貫禄を創出。店内に張り出すメニュー短冊は、大衆酒場の雰囲気を作り出す
「刺身の盛り合わせ」は5品1080円だが、実際には7品入っていて価格はそのまま
立ち飲みの定番「牛スジ大根」も用意。「鬼山間」のような希少な日本酒も飲める
右から代表の常田氏、店を切り盛りする内野氏、板長の佐藤氏

新宿から中央線で一駅の中野。今ひとつ都心イメージに乏しかったエリアだが、大手飲料企業や大学の誘致が決まり、今後の発展が注目されるエリアである。とはいえ、中野はマルイ創業の地であり、駅北口の商業施設「中野ブロードウェイ」はフィギュアやコミックの聖地としてもよく知られている。実際に駅前周辺はアパレルショップや飲食店が立ち並ぶ繁華街エリアで、その集客力は高く、夜ごと賑わいを見せている。なかでも駅前商店街やサンモール裏手、中野駅北口から早稲田通りへ抜けるエリアには、老舗大衆酒場、人気の立ち飲み店をはじめとする名店・話題店が集まる。そんな路地の一角にオープンしたのが、立ち飲み業態の「常蔵」。迷路のように抜ける路地にあり、中野の中でもディープな場所だ。元焼鳥屋の居抜きという環境もあってか、新店ながらまるで老舗のような貫禄すら漂わせる存在感を放っている。 いかにも典型的な大衆酒場の趣の立ち飲み「常蔵」ではあるが、実は本格和食料理を肴に、ファン垂涎のレアな日本酒もリーズナブルに味わえる、なんとも贅沢であり、かつハイクオリティーな店なのだ。入手困難と言われるような銘柄も驚くような価格で揃える日本酒は、日本酒好きのオーナー常田利幸氏(JOHコーポレーション・代表取締役)の「お客さまに、美味しい日本酒をたくさん飲んで、喜んで欲しくて」との思いから実現した。そんな常田氏、実は日本酒歴は長くはなく、友人に勧められ飲んだ純米酒から始まるという。「なんて日本酒は美味しいのだろう。そして楽しく面白いのだろう!」と開眼したそうだ。そして、さらに、多くの蔵元や日本酒文化をバックアップする、四谷の老舗名酒店「鈴伝」オーナーご夫婦との出会いが、日本酒への思いと「常蔵」開業に大きく影響しているという。 オーナーの常田氏は吉祥寺の二葉栄養専門学校を卒業後、飲食業界で修行したのち、1号店となる焼き鳥業態「十七番地」東北沢店をオープンさせた。しかし、焼き鳥業態の経験のない常田氏。かなり大胆な創業であったため、オープン後は苦労の連続で、客に叱られたことも度々だったとか。そんな経験を糧に現在、5店舗の「十七番地」、日本酒業態の「常蔵 新中野店」(限定営業中)、「赤橙(レット)」を展開している。 そんな「常蔵」で、日本酒に合わせる料理を作る板長・佐藤氏は、大阪、京都の有名料亭で修行したこともある本格和食職人。旬の素材を大切にし、下ごしらえからきっちりと手間をかけた氏の料理もまた、「常蔵」の看板であり、それを楽しみに通う客も多い。おすすめの一つ「刺身の盛り合わせ」は、3品780円、5品1080円と立ち飲みとしては高い印象だが、時には高級魚も入り、盛り込みも上品だ。他にも新鮮な旬の魚貝がメニューに並ぶ。人気の高い「お好み揚げの天ぷら」は、旬を中心に多種揃えた野菜が各100円から。鮮魚では「穴子、真たら天ぷら」(300円)、「大海老」(400円)、「盛り合わせ」(550円)。一品では「若竹煮」(400円)、「三つ葉のおひたし」(200円)、「出汁の旨味が広がる出汁巻き玉子」(450円)といった和食の職人らしい料理が並ぶ。「プロとしての力が大きく、お互いに高め合えるのです」と、常田氏は年齢の離れた佐藤氏の存在を尊重する。 日本酒は質の高さで人気・話題の銘柄がリーズナブルな価格で飲める。福島の蔵元が被災し山形で造った「寿」が400円。「遊穂」、「天明」、「口万」、「日高見」などが500円。メニューに載らない日本酒も含め、40銘柄前後を揃える。生産量も少なく、飲める事自体が貴重なおすすめの日本酒・十四代「龍月」、「七重二十貫」が1000円。他には一人一杯限定の日本酒も用意する。ポーションは限定酒が110cc、その他は120ccで提供し「いろいろな銘柄を楽しんで欲しい」との思いから量に見合う価格を設定した。日本酒以外には「生ビール」、「サワー」類、「本格焼酎」など、一部銘柄を除いて1ドリンク300円と嬉しい価格。濃厚な「完熟トマト割り」400円は隠れた人気を博している。 現在は完全な立ち飲み業態であるが、暖かい季節には入口をオープンにし、テーブルを設置する予定。さらに2階も着席形態にする準備を行なっているという。今でも2~3時間滞在の客が珍しくない「常蔵」。テーブル席増設は、ファンにとって嬉しい限りだろう。しかし残念ながら同店は、5~6年の期間限定物件に出店しているため、“今”味わっておきたい一軒なのだ。

(取材=西山 登美子)

店舗データ

店名 常蔵
住所 東京都中野区中野5-60-3
アクセス JR中野駅から徒歩2分
電話 03-5942-7474
営業時間 月〜木16:00〜24:00、金・土16:00〜翌1:00、日曜16:00〜23:00
定休日 無休(2012.4.16現在)
坪数客数 8.5坪・22人
客単価 2200円
運営会社 有限会社JOHコーポレーション
関連リンク 十七番地
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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