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「鳥番長」「日本焼肉党」に続くバイタリティ岩田氏による韓国料理新業態が登場!11月1日、小伝馬町に「豚大門市場(トンデムンシジャン)」がオープン!

界隈で一際目を引く外観。飲食店には珍しいピンクの看板が特徴的で思わず店に吸い寄せられる人気店の風格
国旗や看板、シールや張り紙など、本場韓国を思わせる雰囲気にこだわって作った内装
普通のサムギョプサルにはないプチトマトは、社員による独自のアイデアから生まれたもの
とにかく明るく活気、チームワークのあるバイタリティ・豚大門市場のスタッフ

(取材=小野 茜)


焼き鳥の「鳥番長」、山形牛一頭買いの「日本焼肉党」など、次々とヒットを生み出すバイタリティが、鶏・牛に続き今度は“豚”のサムギョプサルを売りにした韓国料理業態「豚大門市場」をオープンした。“トンデムンシジャン”と聞くと、おそらくソウル市内の“東大門市場”を連想するだろうが、“豚=トン”をかけた、遊び心のある店名をつけたのは、バイタリティの(東京都中央区・代表取締役:岩田浩氏)岩田浩氏だ。岩田氏といえば、前職のラムラ時代にブランドマネージャーとして韓国料理屋の店舗開発に4年で10店舗以上携わり、いずれも大繁盛店に育て上げた敏腕プロデューサー。今回はその経験を活かし、自身の得意分野とも言える韓国料理の新店立ち上げに挑んだ。
店内は、「韓国の広蔵市場(クァンジャンシジャン)の雰囲気が好き」という岩田氏が描くイメージを再現できるよう、内装のデザインにあたったという。広蔵市場は、「うまいもん通り」と呼ばれる屋台通りがあり、道の両脇に韓国グルメ屋台がひしめき合い、多くの人々で賑わう活気あふれる場所。その本場の雰囲気を醸し出すよう、テーブルやイス、食器類はもちろん、ハングルで書かれた看板やシール・ポスターなどが店内のあちこちに見られる。現地で買い付けて来たのかと思い尋ねると、「これらは全て自社でデザインしたものなんです」と岩田氏。理想をより忠実に再現しようと、細かな演出にもこだわったという点には驚いた。
料理はやはり「サムギョプサル」(780円)が同店の売り。山形県の庄内豚を使い、チェジュ島で作られる溶岩石でできた焼き板で豚肉を焼き上げる。遠赤外線で非常に美味しく焼けるが、板はとても割れやすく値段も高いため、本場韓国でもこの溶岩石の板で焼くサムギョプサルを出す店は少ないという。また、豚肉・キムチと一緒に焼くのが、社員のアイデアから生まれたというプチトマトだ。食材同士の相性の良さと、程よい酸味がたまらなく、客からも好評だという。そしてもう一つお薦めしたいのが「ビンデット」(420円)だ。通常、小麦粉を使って焼くチヂミだが、緑豆を使うのが「ビンデット」。韓国の広蔵市場などの屋台ではオーソドックスなようだが、日本ではまだまだ珍しい。しかも現地屋台と同じように石臼を買い付け、店で引いた緑豆を使って焼くのが同店のこだわりで、おそらく他の店では味わえないだろうという貴重な美味しさだ。加えて「豚キムチ ビンデット」(480円)「ジャガ明太チーズビンデット」(520円)「ソーセージ ビンデット」(520円)など、アレンジをきかせたオリジナルビンデットを楽しむことも出来る。
そして、これらと共に食事を進めたいのが「マッコリ」(360円)。純粋に米100%でつくられるマッコリにこだわるとともに、苦手な人でも飲みやすい梨や木苺、みかん、りんご、ぶどう、黒豆など、カクテルさながらの豊富なマッコリメニューを全てグラス360円で味わえる。同店では「ウリスル」という韓国のメーカーのものを使用しているようだが、本場では需要も高く、品質・味ともに信頼を寄せているのだという。現在では日本での販売も広がりを見せ、日本向け商品のパッケージデザインは同社が行なっているという話も聞かせてくれた。
オープンから1ヶ月が経過しようとしているが、岩田氏が重視しているランチ営業も好調で、月商はすでに1000万円を超え、1200万円程の着地を見込んでいるという。今後はバイタリティのブランドとして「豚大門市場」を確立させるも、信頼の置ける他社に運営を委託して展開する方向で、すでに話を進めている。物件が見つかり次第、サンクスプラス運営の「豚大門市場」2号店が誕生する。また、12月3日には、「八王子ロマン地下」に「鳥番長舎弟 八王子店」がオープン予定、次いで年明け1月初旬には、同店からすぐの場所に、天ぷら・串揚げ・生さつま揚げの揚げ物業態の「揚げ三兄弟」を3階建ての1~2階にオープンさせるという。バイタリティという社名の如く、岩田氏の躍進は、ますます勢いを増していきそうだ。年末から年明けにかけて、同社の動きに一層業界の注目が集まりそうだ。

店舗データ

店名 豚大門市場 馬喰町店
住所 東京都中央区日本橋横山町1-1 三上ビル1階

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電話 03-5643-5277
営業時間 月~土 ランチ11:30~15:00、ディナー15:00~24:00
日・祝 15:00~23:00
定休日 無休
坪数客数 19坪・58席
客単価 3100円
運営会社 株式会社バイタリティ
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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