築地の牛もつ煮込み店「一枠(いちわく)」に続き、一枠(東京都中央区築地、代表・白石耕世、TEL・03-3547-0189)が2店舗目の出店となる「南青山 焼肉 世々々」を12月17日、オープンした。「一枠」で培ったノウハウを活かし、新鮮で安全な食材と、なにより味にこだわった提案をする焼肉店だ。 肉は、すべて黒毛和牛の仔牛。肩ロースやサーロイン、ヒレなどバリエーション豊かな部位を提供する。独自のルートにより芝浦直送の肉を使っているため実現した。ランクにこだわらず高品質のものを、霜降りの状態を見極めて産地を限定せずに仕入れる黒毛和牛だからこそ、お得感がありながら品質は随一だ。また、食の世界で食品偽装が相次ぐ中、トレーサビリティも徹底。「安心」「安全」をキーワードとする点にも注目したい。 料理長を務めるのは、焼肉料理一筋45年の早川和男氏。美味しい焼肉専門店が目白押しの麻布十番の「民潭会館」でのキャリアも持つ同氏が、仕込みを一から十まで手間ひま惜しまず、肉本来の魅力を最大限に伝える。柔らかくジューシーな味わいの「和牛カルビ」は1人前1,200円、「和牛ロース」は1,000円とお値打ち価格で提供、お客様満足度を重視する。そのほか「和牛ミノ」(1,100円)、「和牛ホルモン」(880円)、「和牛レバー」(880円)など、黒毛和牛の様々な部位もバリエーション豊かに揃う。また、最高級の「和牛ザブトン」、「和牛サーロイン」でも3,500円と安心価格で楽しめる。 「世々々」のメニューには焼肉だけでなく、韓国料理も豊富に並ぶ。毎日半身仕入れる牛をあますことなく料理に活用、牛スジを出汁に使った「カルビスープ」(780円)や「コムタンスープ」(780円)は「自信作です」と料理長・早川氏。また、今ブームの「納豆ユッケ」を日本で編み出した人物としても有名な早川氏は今後、韓国宮廷料理のオリジナル一品料理を開発する予定だ。 内装デザインは、店舗デザインや店舗プロデュースを得意とするスモールアックスの原田航西氏が担当。黒とブラウンを基調とした、女性でも入りやすい洗練された中にも温かみのある室内空間が実現した。この店内では不定期・ノーチャージでジャック・ダニエル・ガールや新進気鋭の女性ボーカリストCAYOのライブ開催も行い、ここ南青山の地で高感度なユーザーの取り込みを狙う。 同社は今後2~3年でさらに5店舗の出店を予定しているという。